先日、中国で日本人の小学生が亡くなるという悲しい事件がありました。心が痛みます。中国に対して厳しい声が上がる中、山手は10月より21名の留学生が来日し、各学年に分かれて学生生活を送ります。中国は今、経済が下火になり、また一人っ子政策の”つけ”が回ってきた時期で、二極化が進んでいるのではないかと思われます。愛国教育を徹底し、自国への不満が向かないように長年行ってきたこの教育がそうさせたのかもしれませんが、知識階級の高い層はこれに疑問を持ち、広い視野で世界を見る目をお持ちです。
山手に留学し、フラットな目で日本を、世界を見、学び、自国に帰り、それを広めてもらいたいのがグローバル化した一つの意味でもありますので、是非架け橋となってもらいたいと思います。
只、私が心配するのは、二年前ロータリーの紹介でロシアからの留学生が来た時の話です。山手に来た少女の姉が伊丹で不登校だと、理由はロシアがウクライナに侵攻したことでいじめにあっていて登校できないということで、妹は山手に来たようです。山手の生徒はどんな国の生徒も分け隔てなくフレンドリーに接しているので大喜びで登校し、楽しい学生生活を送っているようです。
先生方の指導が生徒の態度にも出てくるのだと私は思います。山手は平井校長がうまく先生方を導き、その先生方が生徒へと指導していくおかげでしょう。今の山手のグローバル化に対する姿勢に胸を張りたいと思います。
会長 良河文代