パンをこねながら | 名古屋シュタイナー土曜学校  山里の森

パンをこねながら


久しぶりの【大人のオイリュトミー講座】


自身の体感覚を改めて新鮮に感じる事ができ

子どもが普段見てる世界を追体験できる機会


全く要らない報告ですが


今年もサンタさんは無事に役割を果たし
娘の心に、残り続けたことに心から感謝

物語はやっぱり大事

ただここに縁もゆかりもなく
自分が存在すると思うよりも

導かれてここに居させて
もらっていると言う方が

場にエネルギーを与える

子どもたちのサンタさんを
なくさないのと同じように
火を消さないことは大事で

尊敬する園の先生が前に
口癖のように言っていた

細く長く続けることが大切なんだ

その意味がようやく
少し、わかってくる

物事は壊れたら
元には戻らない
おしまいでしょ?

…という私の感覚とは
その言葉は真逆だった

変わらない事はなく
物事は変わり続けて

けど久しぶりに会う仲間たちは
全然変わっていないように見え

この感覚が、あれからモヤモヤしていて、

ある年の生誕劇本番前、劇の先生は
わたしたちを見渡して伝えた「稽古は
パンをこねる作業だよ」と
ろうそくの芯を作る作業とも表現され

今になり、あのときどんな気持ちで
先生は伝えてくれてたのか?と思う

「何かがあれば、何かが整っていれば
と言う「条件付き」じゃないんだよ!
みんなが、無条件に、precious な
(かけがえのない)存在なんだよ!」
って、ずっと、ずっと伝えてくれてた

物事が変化していく中でも
よくこねたパンは熟成され

芯がしっかりしてるろうそくは
いつまでも直火で周りの人々を
温かく、照らすことができる…

サンタさんの物語は、娘の年を考え
きっと、もう少しで終わってしまう

たとえそうだとしても

慌ただしい日常の中でも
物語を大切に作ってきた
親たちの直火の温かさは

ずっと残り続ける

物語がいつか終わる、それをわたしは
いつも不安に、嫌だ、と思ってたけど

変わらないもの或いは
そのあと残るものは…
あるのかもしれないと

今年も、少し早いけど読んでくれた方々へ
そして土曜学校のみんなへ 皆の関わりは
きっと、見えてないことばかりなんだろう
けど、たくさん支えを感じていて、いつも

「プレシャスな」みんなに
ありがとうと言いたいです

今年も本当にありがとうございました
どうか良い年末年始をお過ごし下さい

5年保護者 原