海上自衛隊の第1術科学校(広島県江田島市)で昨年9月、特殊部隊「特別警備隊」養成課程の男性3等海曹=当時(25)=が訓練中に15人と格闘し死亡した事件で、広島地検は31日、業務上過失致死罪で、当時の教官1人を略式起訴する方針を固めた。
 

 事件では海自警務隊が6月10日、安全管理を怠ったとして業務上過失致死容疑で教官ら4人を書類送検している。書類送検された他の3人は不起訴処分となる見通し。
 

 地検は、担当教官が被害状況の確認や安全確保を怠り、格闘訓練を継続させた過失があったと判断したとみられる。


<時事通信>