茨城県警水戸署は28日、顧客の積立金を着服したとして、業務上横領の疑いで住所不定、茨城県信用組合大洗支店の元職員、千葉尊文容疑者(37)を逮捕した。

 

 逮捕容疑は今年5月初旬ごろ、大洗支店で女性顧客から定期積立金の解約手続きを依頼された際、現金約320万円を受け取りながら女性に渡さず横領した疑い。

 

 茨城県信用組合のホームページでの発表によると、千葉容疑者は昨年1月から今年6月にかけて、定期預金の預入金など計4564万円を着服していた。うち2700万円は自ら穴埋めし、6月に発覚した際の被害額は1864万円。7月末に懲戒解雇処分とした。


<日本経済新聞>