北海道大は28日、2007、08年度に大学院生の論文を審査した5人の教授が現金や商品券、衣料品などの謝礼を受け取っていたことが新たに発覚したとして、27日付で5人を訓告処分にしたと発表した。

 「学位審査への影響はなかった」としている。北大によると、謝礼を受け取っていたのは、医学研究科の教授3人と情報科学、歯学両研究科の教授各1人。謝礼の最高額は現金計55万円で、医学研究科の教授が6人の学位取得者からもらっていた。残りの教授は3万円分の商品券や1万2000~1万5000円相当の衣料品、1万円相当の酒類などを受け取っていた。いずれのケースも、謝礼の要求はなかったとしている。

<読売新聞>