深谷市の保養施設「山の家」(新潟県南魚沼市)の施設利用料などを職員=懲戒免職=が着服した問題で、深谷市は二十七日、この元職員を刑事告訴する準備を進めていることを明らかにした。新潟県警南魚沼署に告訴相談しているが、まだ受理されていないという。

 

 市によると、元職員や代理人などに、着服した約百八十万円の返還を文書で再三請求しているが、返還されていない。

 

 市は民事提訴も準備中で、六月議会までに議案を提出する予定。

 

 一方、元職員は着服を否定し、市公平委員会に懲戒免職処分の不服審査を申し立てている。


<東京新聞>