大学などの認証評価を行っている大学評価・学位授与機構は27日、2008年度の評価結果を公表した。同志社大と神戸学院大の法科大学院2校について、学生の成績評価が不適切などとして「不適合」の評価を出した。

 

 同志社大は定期試験で点数が足りなかった学生に、口述や筆記による「再評価」と呼ぶ再試験を実施しているが、教員によって再評価を実施するかどうかの判断が異なり、同機構は「平等な成績判定がなされていない」と判断した。

 

 神戸学院大は普段の講義への出席率が3割程度の学生にも定期試験を受けることを認めており、「厳格な評価といえない」とされた。


<日本経済新聞>