埼玉県東松山市の社会福祉協議会が購入したリーマン・ブラザーズの社債1億円分が焦げ付いた問題で、市は24日、協議会幹部らに不適切な働き掛けをしたとして、同市の竹森郁特別理事(37)を停職1カ月の懲戒処分にした。

 

 同市によると、問題の調査を担当した竹森理事は昨年10月、購入経緯の問題点を隠すため、当時の協議会幹部に内規の改定時期の改竄(かいざん)を持ち掛けるなどした。

 

 特別理事は降格を希望し、4月1日付で現在の部長級から次長級ポストに異動するという。


<産経新聞>