6月定例月議会の追加補正予算案その1【地域経済緊急対策】
6月10日、先月27日に閣議決定された国の経済対策を受けての追加補正予算案議会内示。その後、記者会見。いくつかにわけてできるだけ丁寧に説明していく。写真は、6月8日議会初日に行われた記者会見の様子。
【地域経済緊急対策】
① 中小企業緊急雇用安定助成費(2,400万円)
国の雇用調整助成金の拡充にあわせて、助成限度額等を拡充。上限額を1事業者100万円を200万円まで拡充。期間を令和2年6月30日までを9月30日までに延長。
② 飲食業事業継続緊急支援給付金事業費(4月28日の臨時議会で承認されたものの拡充)
金沢市保健所の飲食店営業または食品製造・販売の許可を有する者で、売上が前年同月30%以上50%未満減少している中小企業者等が対象。上限30万円。
新規開業者の対象を、これまでは令和元年12月31日まで開業した者としていたものを、令和2年3月31日までに開業した者に変更。対象期間は、令和2年1月から6月までの月間事業収入としていたものを、令和2年1月から12月までの月間事業収入に変更。申請期間を令和3年1月31日まで延長。
③ 観光地域づくり緊急支援給付金事業費(4月28日の臨時議会で承認されたものの拡充)
金沢市観光協会に登録している中小企業者、個人事業主で、売上が前年同月30%以上50%未満減少している中小企業者等が対象。上限30万円。
新規開業者の対象を、これまでは令和元年12月31日まで開業した者としていたものを、令和2年3月31日までに開業した者に変更。対象期間は、令和2年1月から6月までの月間事業収入としていたものを、令和2年1月から12月までの月間事業収入に変更。申請期間を令和3年1月31日まで延長。
④ 障害者就労継続支援事業所活動支援事業費補助(3,400万円)
障害のある方の雇用を確保するため、就労継続支援事業所の事業継続を支援。就労継続支援事業所(A型、B型)68事業所。1事業所あたり50万円。
⑤ 中央卸売市場及び公設花き地方卸売市場使用料減免
生鮮食料品等の流通基盤である市場の機能を維持するため、市場使用料を減免。国の家賃支援給付金の対象外となる卸・仲卸売業者。6か月。
新型コロナウイルス対策における寄付8
6月9日、「酒と人情料理 いたる」大将 石黒格様と「金沢居酒屋 和台」大将 渡嘉敷台様とに感謝状を受け取っていただく。ともに、お店が大変な時期にもかかわらず、困ったときはお互い様と、コロナ感染と戦っている医療機関に料理の差し入れを繰り返ししてくれる。
それぞれのお店に私がお伺いし、感謝状をお渡しする。ちょうど仕込みで忙しい時間帯であったが、手を止めることができる従業員さんにも一緒に立ち会ってもらう。感謝。
伊勢幸子様より七宝作品をご寄贈いただく
6月3日、イセ食品株式会社 代表取締役 伊勢彦信様ご令室 伊勢幸子様より、七宝四霊文三足合子ほか、七宝作品全12点を中村記念美術館にご寄贈いただく。
春先にご寄贈いただく準備をしていたのだが、コロナ禍の中、本日にまで伸びてしまう。特別展も予定していたのだが、こちらも、仕切り直し。残念。ただ、いいこともあった。
ご寄贈いただく日を、新たに決める際、石川県及び富山県の緊急事態宣言が明けるのを待ち、伊勢様関係者と私との日程を調整しこの日になる。この日は、なんと伊勢幸子様のお誕生日。偶然。ささやかながらお祝いの花束を贈らせていただく。
伊勢様は、ずっとお茶をたしなんでいらっしゃる。お茶はやっぱり金沢ですよ、との言、長年金沢にお茶のお稽古に通われておられるという。そんなご縁もあり、今回に至る。
日本の七宝作品は世界でも高い評価を受けているが、残念ながら、本市ではあまり所蔵がなかった。今回のご寄贈により文化都市金沢にさらに厚みが増すことが期待される。心からの感謝を申し上げる。
「硝子戸の中」(夏目漱石 著)
1914年4月20日、夏目漱石の「こころ」の連載が朝日新聞紙上にて始まる。2014年4月20日、その連載が始まってちょうど100年目のその日、再び朝日新聞で「こころ」の連載が開始される。
懐かしい感も覚えながら、毎日楽しみに読む。ときどき、当時の連載記事が掲載されたり、ちょっとした息抜きみたいコラム記事もあったような。
おそらく好評であったのだろう、朝日新聞、味をしめて、その勢いのまま、「三四郎」、「それから」、「門」と、「こころ」と同じように過去、朝日新聞で連載された漱石の小説の連載を行う。柳の下に何匹ものドジョウがいたのであろう。もっとも、私も、すべて懐かしく面白く楽しみに読んでいた。
と、コロナ禍の中、それらのどれかを読み直そうかと思いながら、本棚を眺め、なぜか、手に取ったのが「硝子戸の中」。
恥ずかしながら、初めて気づいたこと。私はこの漱石の代表的な随筆の題名を、ずっと、「がらすどのなか」だと思っていたが、「がらすどのうち」と読むのが正しいようだ。思い込みとはこわいもの。ただ、その発見があったから、ここで何となく取り上げた。「老人と海」もそう。そうでなければ、なんということもない。いや、そうであってもなんていうこともない。
この作品、随筆といわれているが、「夢十夜」と同じく、幻想小説、あえていえば、ちょっとしたリアリティのあるそれと読めなくもないか。そんなことも思いながら、寝転んで読む。そのまま寝入る。また、寝読み。
新型コロナウイルス対策における寄付7
【新型コロナウイルス対策における寄付7】
6月4日、株式会社平本組 代表取締役社長 平本健治様、株式会社アイテックムラ
6月4日、ハイウエイ・リバーメンテナンス株式会社 西山勇様。サージカルマスク50,000枚。聞けば、広東省対外友好協会と長年のお付き合いがあり、その関係でご寄付いただいたとのこと。長年の信頼関係があったればこそ。
6月4日、三谷産業株式会社 代表取締役社長 三谷忠照様。金沢医科大学 名誉教授 友杉直久様。フェイスシールド3,250枚、栄養機能食品(エミテイジ・ファクト)500本(125ml/本)。三谷産業の子会社である株式会社ミライ化成が友杉教授と共同開発した栄養機能食品を寄贈いただく。市立病院で働く医療関係者に、とのこと。
6月4日、金沢・蘇州サポーターズクラブから金沢市日中友好協会を通じた寄贈。金沢市日中友好協会 会長代理 西野正次様。サージカルマスク2,000枚。金沢・蘇州サポーターズクラブとは、蘇州市在住の元金沢市国際交流員や元研修員によって構成されている団体。皆さん、金沢の応援団。そんな皆さんから寄贈いただく。ありがたい。
退職消防団への感謝状贈呈式
5月28日、退職消防団員への感謝状贈呈式。
長年、金沢市の消防団員として地域の安全・安心のためご尽力いただき、昨年度末をもって退職されたお二人への感謝状を贈呈させていただく。本来ならば、もっと早い時期にお渡ししたかったのだが、コロナ禍の中で、この日になる。
西岡長門様は昭和50年に戸板分団に入団、それから45年、東渡孝様は昭和59年に石引分団に入団、それから36年、いずれも長きに渡りご活躍いただく。それぞれ、すでに、防災士などとして地域活動に取り組んでいただいているという。
長年、地域の消防団活動に取り組んでいただいた方が、立場は変わっても、引き続き地域活動にかかわっていただける。心強く、感謝の気持ちいっぱいである。