昨日、子ども健やか育み条例の勉強会に参加しました。
子ども健やか育み条例は豊中市が今作ろうとしている条例で、平成24年8月20日から9月10日までパブリックコメントを募集しています。
なぜ、この条例の勉強会が行われたかと言えば、この条例の中身をどのようにするかが、豊中市の子どもに大きな影響を与える可能性があるからです。
例えば、大津のいじめの問題を受けて、いじめの問題など子どもの人権問題を解決するために川西市で行われている子ども自身が相談することができる第三者機関を設置しようということが滋賀県でも検討されていますが、これと同じようなものを豊中市でも設置することがこの条例の中身によってはできるようになります。
また、子どもの権利条約に沿って子どもの権利を守る条例にすることや今、保育所に入れることが難しいのが豊中市の現状ですが、もっと保育を充実させるような内容を盛り込むことも可能です。

しかし、一方では以前に維新の会が大阪市で提出した家庭教育支援条例のように「親学」を強調した内容になってしまうこともあり得ます。「親学」というのは、子どもを権利の主体と考えず、親の権威が重要だとし、発達障害も親の愛情不足だと決めつけるような考え方です。

今、この条例を子どもの権利を守り、そして、子育てしやすい町豊中にしていくためにも実効性にあるものにしていくことが重要です。明日までということで、日がありませんが、幅広くパブリックコメントを寄せてください。

ちなみにパブリックコメントの出し方は豊中市のHPでよろしくお願いします。