中山(北八ヶ岳) 1 (渋の湯~黒百合平) | ファミリーで登る山日記 のち日々雑感

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1995年に夫と2人で始めた山登り。
2年半の北海道在住をはさみ、2001年にはキリマンジャロに登りました。息子が生まれてからは、3人で八ヶ岳やアルプス、残雪期の山歩きなどを楽しみました。
息子が家を出た今は、日々のことをいろいろ書いています。

2014年3月8日(土)(渋の湯~黒百合平~中山峠)


去年、冬の北横岳に登ったのに続き、今年も八ヶ岳に行こうという話になりました。

候補として考えたのは2つ。

1)ピラタスロープウエーで上がった後、縞枯山から麦草峠方面に歩く、

2)来年登りたい天狗岳を見に、黒百合平から中山峠の方に行く、

というものでした。


事前にいろいろと調べた結果、初日渋の湯から登って黒百合ヒュッテに泊まり、

2日目元気だったら中山峠から中山(2496m)まで登る、という計画を立てました。


茅野駅からバスに乗り、渋の湯に午前11時40分頃着きました。

バスは臨時便も出ていましたし、ツアーバスも2台あって、

登山口はたくさんの人がいました。


身支度をすませ、いざ出発。

空は朝と違って、雲が出ているので、ちょっぴり気になります。





歩き始めてすぐ、登山届を入れるポストがありました。

夫が事前に書いておいたのですが、ザックの中に入れたままだったので、

そこで届を出している間に、20名以上のツアーの方たちに抜かれました。


途中で入るわけにいかず、そのまま待っているうちに、

心理的に焦ってしまいました。

慌てて最後尾について、遅れを取り戻そうと、

ひたすら前についていきました。


少し歩くとなぜか列がとまってしまいました。

先頭は見えないのでなぜとまっているのか分かりません。

時間がすぎていくのが惜しく、気持ちは焦ります。

ようやく列が動き出し、私たちも歩きました。


少し歩くと、分岐がありました。

列は直進しましたが、私たちが目指す黒百合平は右。

ここで私たちだけになりました。





トレースはあるのですが、降ったばかりと思われる新雪があって、

少し埋まるし、意外と急です。

人が多いはずなのに、この道を歩いている人は少ない気がしました。

地図を思い出し、私たちは最初の分岐ではなく、

2つ目の分岐で曲がったのだと気付きました。

後ろを振り返っても誰も登ってきません。




樹々の間を登っていきます。

上を見上げると、少し青空が見えてきました。




最初の分岐からの道と合流しました。

夫は少しバテ気味でしたが、ここで小休止して回復。




私たちが登ってきた道を振り返ると結構雪深いです。




こちらの道の方がしっかりしていました。

「下山はこちらを歩こうね」




そして、これから登る道。




先ほどの道と違い、歩きやすくなりました。




空も少しずつ青色が広がっています。






ようやく八方台からの道と合流しました。

空はすっかり晴れています。




ここからは高低差もあまりなく、快適に歩きます。





抜けるような青空。




視界も開けました。




少し下ると、唐沢鉱泉からの道と合流しました。

分岐もかなり埋まっています。

唐沢鉱泉の方の道はトレースはついていませんでした。





空はますます青く、濃くなっていきます。

そして、思わず息をのみました。











興奮冷めやらぬまま、黒百合ヒュッテに着きました。





渋の湯(12:10)――八方台との分岐(13:25~13:35)――唐沢鉱泉との分岐(14:00~14:15)

――黒百合平(15:00)