こんにちは。

 

わがっしー(和菓子好き)な金沢の料理屋四代目、山縣 秀行(@kotobukiya_yama)です。

 

 

今日の和菓子は、柴舟小出さん製の『柏餅

 

柏餅は、上新粉の餅を二つ折りにし、その間に餡を挟み、柏の葉で包んだもの。

 

なかの餡は、こしあん、粒あん、味噌あんが使われることが多く、小豆のあんは柏の葉を表にして包み、味噌あんは柏の葉を裏にして包むと決められています。

 

5月5日の端午の節句に用いられるお菓子で、柏の葉は、新芽が育つまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄の縁起をかついだものとされています。

 

端午の節句に柏餅を食べる文化は、江戸時代中期頃に江戸で発祥し、参勤交代によって全国に広まっていきました。

 

ただ、関西では、柏の葉があまり手に入らない為、どちらかというと、ちまきの方がよく食べられているとのこと。

 

金沢は、お菓子は関東の文化が色濃いので、柏餅が主流のようです。

 

歳事と結びついた和菓子の由来は、どれも興味深いですね。