くるまの達人 -2ページ目

くるまの達人

とか、タイトルで謳いながら、実はただの日記だったりするけど、いいですか?

暴走呑んだくれナイトの失態劇
facebookに投稿した、先日の名古屋、
大阪取材行。ちゃんと仕事もしてまっ
せという証拠写真が届きました。

いつ冥土から招待されても土産として
持ていけるように、数年前から記念写
真を撮ってもらっている「クルマの達
人」取材。ここでは紹介できない誌面
用の写真の中に、いつもその記念写真
が入っています。




上出優之利さんは、もともとミュージ
シャンで、制作者として活動していた
頃は中森明菜さんの作品を手掛けたこ
ともあるような人ですが、2011年の震
災を機に写真家へ転向しました。わた
しとは2000年頃に彼がDJをしているい
くつかのクラブで遊んでいたところ辺
りが始まりだったと思いますが、お互
いに連絡を取り合うことのない時間を
ずいぶん長く挟んだ後、facebookで発
見した彼の投稿の中の写真を見て、す
ぐに連絡したのでした。


俺が書いている連載の写真を撮ってほ
しい。


2020年が明けてすぐだったと思います。

人物の写真は、誰が撮っても比較的“様
になる”と思います。ただ、作品級とい
うか、例えば説明の言葉がなくても観
る人なりの物語が浮かんでくるような、
そういうレベルのものを撮れる人はほ
とんどいません。編集者としてカメラ
マンやライターに仕事を発注する側に
長く居た経験を踏まえて、間違いなく
そう言えます。

どうしてあの空間の中からこういう画
を切り取れるのかを考えることは、誰
の目の前にもある10個に満たないコー
ドと12個の音階の組み合わせでイエス
タディを書いたポール・マッカートニ
ーのセンスを解明しようと思うくらい、
意味のないことだと思うわけです。


というわけで、もの書きの仕事もやっ
てますという報告でした。

「クルマの達人」は、掲載ページ数を
2ページから4ページに増やして、リ
クルート社が発行する月刊「カーセン
サーエッジ」誌で連載中です。



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してください。ブログよりも更新が楽
なので、スピーカーシステムの話、ク
ルマの話、はるかにたくさんの発信を
しています。簡単な動画ですが、スピ
ーカーシステムの音を車内で録音した
ファイルも、Facebook内にはたくさ
んあります。鑑賞だけならアカウント
は不要です。下のFacebookのURLから
飛べます。

山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
webTV「モーター日本」
facebook / Yamaguchi Munehisa
Twitter / nineover
先日開催したポルシェ911スピーカー
システム試聴会で、実際に試聴してく
ださった方が“みんカラ”に感想を
アップしてくれました。この方は、ND
ロードスターに3Dフルシステムを搭載
してくださっています。

【“みんカラ”への感想投稿】



※写真は、"みんカラ”の該当ページか
ら拝借しました。


記事中に、フロントスピーカーの構成
とDSPパワーアンプの機種はご自身の
NDロードスターと同じなのに、なぜこ
んなに違う音楽空間に仕上がっている
のか、というくだりがありました。

いいところに気づいてくださり、あり
がとうございます。


そもそも論として、わたしはオーディ
オ装置には原音再生という機能よりも、
もっとずっと大切な目的があると考え
ています。オーディオに初めて興味を
持った頃は、原音再生、つまり録音し
たときに鳴っていたのとまったく同じ
音を再現することこそオーディオ装置
の使命だと信じて疑わなかったんです
けどね。

わたしが育った家には、応接間にパイ
オニア製の4チャンネルステレオとい
うのがあって、週末になると一日中父
が掛けるレコードの音が聞こえていま
した。クラシックは交響曲から小編成
の管弦楽曲まで、それ以外にもペドロ
・アンド・カプリシャスや五輪真弓、
アバもよく掛かっていました。けっこ
う雑食系だったのかなと思いますが、
ともかくそういう家で育ちました。

わたしはまだ小学校の高学年くらいで
したけど、すでに大阪の日本橋へ出掛
けて電子部品を買ってくるような子供
で、オーディオ機器のカタログ集めを
始めたのもその頃だったように思いま
す。

経験値の少ない情報過多な状態が招く
典型的な症状の子供の典型だったんで
す、わたし。で、そういう頭でっかち
で生意気なガキは、自宅のステレオ装
置がパイオニア製であることが気に入
らなかったんです。家庭用のオーディ
オ装置は、機材による音色への色付け
が著しく本当の音楽再生ができない、
みたいなことが雑誌に書いてあるわけ
です。どのメーカーのカタログを見て
も、原音再生に肉薄する! みたいな
コピーで埋め尽くされているわけです。

そういうなかで、プロ用の機材に猛烈
に憧れるようになりました。

JBLのM版、つまりモニタースピーカー
がいちばんいいに決まってるとか、ア
ンプは味付けの多いマッキントッシュ
ではなくマランツの方がより原音再生
という目的を適えてくれるんだとか、
まあ、聞いたこともないあれこれを買
い揃えてつなげて音を出したら完成す
るのにうちはパイオニアかよ、みたい
な感じでした。


でも、原音再生は不可能だということ
を、まもなく自分で音楽を演るように
なって悟ることになりました。コンサ
ートを観に行って、これと同じ音楽を
自宅で再現することは不可能だと確信
するようになりました。

そして、ミュージシャンのマネジャー
という経験の中でプロの音楽制作の現
場を目の当たりにすることになり、そ
もそも作品として販売されている音楽
を構成している音の1つひとつが、制
作の段階ですべて原音ではないという
ことに気づくわけです。声にしても楽
器の音にしても、すべて様々な装置を
使って心地よく加工されて混ぜ合わさ
れています。混ぜ合わせたものをさら
に様々な装置を使って、制作者の狙い
通りの音に加工されて記録されたもの
が、いわゆるわたしたちが手に入れる
ことができる音源です。ボーカルブー
スで歌っている声そのものをその歌い
手の生音=原音だとすれば、それを聞
くことは、制作の現場に潜入するでも
しないとできないんですね。

もちろん、そのようにしてメディアに
記録された製品としての音源データを、
データそのものに再現するのが原音再
生という考えもあるのですが、そもそ
もそこまで加工されて記録されている
わけですから、それよりももっと大切
にすべきことがあるんじゃないか、と
いう考えも間違っていないと思うんで
す。

わたしは、後者の道を採っています。

自動車は、時間と場所と空間の自由度
を圧倒的に拡げることができる機械で
す。恐らく、個人が所有できるものの
中では、その機能においてもっともパ
ワフルな製品だと思います。

24時間いつでも、道が続く限りどこへ
でも、一人でも大好きな人とでも。そ
の自由の実現こそ、自動車を所有する
ことの醍醐味だと考えています。

そしてその醍醐味の色味は、その自動
車がメルセデスなのか、ロードスター
なのか、ポルシェなのかによって、七
色に変化します。

どのクルマの車内がどういう雰囲気に
満たされていて、走っているときにい
ったいどういう気配を帯びているのか、
どういう気分になりやすいのか、ある
いはどういう気分になりたいときにそ
のクルマを運転したくなるのか。自動
車ジャーナリストとしてありとあらゆ
るクルマをじっくりと堪能できるほど
自由に運転する機会をいただけたこと
は、この気配をイメージすることに本
当に役立っています。



ロードスターとポルシェの音楽空間の
気配が違う、とこの方が感じてくれた
のは、うれしいことです。まさに狙い
通りだからです。


クルマにスピーカーを取り付けたらこ
ういう音になりました、ということで
はないんです。このクルマにはこうい
う音楽空間が相応しいに違いないとい
うストーリーを描いて、その音楽空間
のイメージをはっきりさせて、それを
実現するために理屈を駆使するという
順序でスピーカーシステムを創ってい
ます。あの頃系メルセデスでも、ロー
ドスターでもそうしたように、空冷ポ
ルシェ911でもそうしました。

ご自身の愛車のNDロードスターに、わ
たしがいま考えられる目いっぱいのロ
ードスターらしさを表現したスピーカ
ーシステムのフルシステムを搭載して
いるオーナー氏が、ポルシェ用を試聴
したときに、おや?違う! と感じても
らえたことは、わたしにとって、「よっ
しゃー!」ということだった、という
ことです。


関東ではもう聴いていただくことが出
来ませんが、中部方面での試聴会を来
週の週末に開催します。



ぜひ、お越しください。

開催概要は以下の通りです。

【中部試聴会】
7月27日(土)   10:30〜18:00 
7月28日(日)   10:30〜18:00 


《 Queen’s Classics 》
愛知県日進市香久山1-101

※今試聴会は、山口宗久の主催で行い
ます。会場をご提供いただくファクト
リーへの今件についての直接のお問い
合わせは、ご遠慮ください。

ご来場の方々が同時間帯に集中し、長
時お待たせすることを避けるために、
ご試聴枠の予約を受け付けています。

以下のサイトから、ご予約ください。

【PORSCHE 911
 スピーカーシステム試聴会・予約】


※途中、入会を促すメッセージが出ま
すが、「RESERVA会員以外の方」という
方からお進みください。

※ご予約なしでもご来場いただけますが、
お待ちいただく可能性がございます。


この試聴会が終わったら、開発車の9
93をオーナー氏に返却します。次に
聴いていただける機会がいつになるか
わかりませんので、空冷ポルシェで音
楽空間にこだわるとは一体何ごとか、
という方も含めて、気になる方はぜひ
お越しください。

今回、試聴していただけるスピーカー
システムは、74年以降の空冷モデル専
用にデザインされていますが、996
以降の水冷モデルでの展開も検討中で
す。たくさんの方のご意見に触れたい
と思っていますので、水冷モデルにお
乗りの方のお越しも、楽しみにお待ち
しております。



iPhoneで撮った短い動画ですが、音の
気配だけでも伝われば。

【空冷911スピーカーシステムの動画】






※ぜひ、Facebookでわたしをフォロー
してください。ブログよりも更新が楽
なので、スピーカーシステムの話、ク
ルマの話、はるかにたくさんの発信を
しています。簡単な動画ですが、スピ
ーカーシステムの音を車内で録音した
ファイルも、Facebook内にはたくさ
んあります。鑑賞だけならアカウント
は不要です。下のFacebookのURLから
飛べます。

山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
webTV「モーター日本」
facebook / Yamaguchi Munehisa
Twitter / nineover
7月21日(日)の朝、東京江東区・東
雲の「A PIT オートバックス東雲」で
開催されるモーニングミーティングは、
【マツダ ロードスター】がテーマです。

この会に、IwamaYukiAudioGarageの
岩間くんが所有する“NDロードスター
スピーカーシステム開発車”が、皆さ
んと一緒に楽しむために参加します。

一般参加者としての参加ですが、ご希
望の方には試聴していただこうと趣旨
のようです。


【ND ロードスター都内で試聴できる!】



スピーカーとサブウーファーを交換す
るだけのシンプルな方法から、3Dシス
テムを搭載したDSPフルキットまでの
すべてのシステムについて、NDロード
スタースピーカーシステムについての
あらゆる疑問に答えてくれます。



ナンバー「10-20」のクラシックレッ
ドのクルマですが、上記ブログ内に会
場で連絡を取るための方法についても
記述があります。

所詮カーオーディオでしょ? という
想像がまったく当てはまらない経験
を、ぜひ体感してみてください。




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久しぶりに「RSガレージワタナベ」
ブログを読みに行ったら、7月5日の
日記にNDロードスタースピーカーシス
テム取り付けのことが書かれてました。

マツダの元デザイナー(NDのデザイン
がマツダでの最後のお仕事だったそう
です)氏の愛車への取り付け、渡辺さ
んお疲れ様でした。

完成確認で音楽を再生したときの様子
でしょうか。大好きな“ダイアナ・ク
ラール”を堪能しながら帰路のドライブ
を楽しみましたという報告のメールを、
御本人からいただきました。とてもう
れしそうな表情の写真を見て、こちら
もとてもうれしい気持ちになりました。
ありがとうございました。



※写真は、RSガレージワタナベの日記
に掲載されていたものを拝借しました。


今回のクルマでは、スピーカーシステ
ムと魁(KAI)サブウーファーの交換のみ
で、パワーアンプは純正のままです。
サブウーファー用のパワーアンプを純
正で備えているBOSE仕様車なら、た
ったこれだけの交換でyamaguchi
スピーカーシステムのベーシックな音
楽空間を楽しむことが出来ます。





※写真は、RSガレージワタナベの日記
に掲載されていたものを拝借しました。


NDスピーカーシステムの次回製作は、
8月中旬完成予定で4セットです。ま
た魁(KAI)サブウーファーは、8月末
〜9月上旬完成予定で2セットを製作
します。お申し込みの受け付けを開始
しましたので、ご希望の方は以下のウ
ェブサイトからお申し込みください。


【yamaguchiスピーカーシステム】

※まだ少しいびつなデザインのウェブ
サイトですが、徐々に改良して参りま
す。




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ポルシェ空冷911 完成記念試聴会、
関東の回に続いて、愛知県の日進市で
開催します。

開催概要は以下の通りです。

【中部試聴会】
7月27日(土)   10:30〜18:00 
7月28日(日)   10:30〜18:00 


《 Queen’s Classics 》
愛知県日進市香久山1-101

※今試聴会は、山口宗久の主催で行い
ます。会場をご提供いただくファクト
リーへの今件についての直接のお問い
合わせは、ご遠慮ください。

ご来場の方々が同時間帯に集中し、長
時お待たせすることを避けるために、
ご試聴枠の予約を受け付けています。

以下のサイトから、ご予約ください。

【PORSCHE 911
 スピーカーシステム試聴会・予約】


※途中、入会を促すメッセージが出ま
すが、「RESERVA会員以外の方」という
方からお進みください。

※ご予約なしでもご来場いただけますが、
お待ちいただく可能性がございます。


この試聴会が終わったら、開発車の9
93をオーナー氏に返却します。次に
聴いていただける機会がいつになるか
わかりませんので、空冷ポルシェで音
楽空間にこだわるとは一体何ごとか、
という方も含めて、気になる方はぜひ
お越しください。

今回、試聴していただけるスピーカー
システムは、74年以降の空冷モデル専
用にデザインされていますが、996
以降の水冷モデルでの展開も検討中で
す。たくさんの方のご意見に触れたい
と思っていますので、水冷モデルにお
乗りの方のお越しも、楽しみにお待ち
しております。



iPhoneで撮った短い動画ですが、音の
気配だけでも伝われば。

【空冷911スピーカーシステムの動画】






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