息子の幼稚園生活がスタートしたのは2017年1月です。
それと同時に、私は『息子のためにアレルギー対応給食を作る』という朝活を始めました。
面談で一番聞きたかったことは、『給食時の食物アレルギーを有する園児への対応』でした。
私は『昨今は食物アレルギーの子供は多いし、息子の給食は除去食や代替食で対応してもらえるだろう』と軽く考えていました。
私の予想に反して、幼稚園側の答えは『自宅からお弁当を持参してほしい』でした。
考えが甘かったと反省しました。
しかし、その時『よし!パパが給食を作ろう!やっとパパの出番がきたぞ!』とも思ったのです。
息子には申し訳ないですが、少しワクワクしたのを覚えています。
私はルールを決めました。
①起床時間は4時。
②幼稚園の給食の献立と可能な限り同じものを作る。
③冷凍食品や既製品に頼らず、手作りできるものは手作りする。
たったこれだけです。
毎朝、寝ぼけまなこで静かな台所に立つと自然と体が動き出しました。
息子のことを思いながら丁寧に作りました。
ある日、息子が「僕もみんなと同じ給食を食べたいよ!どうして僕はアレルギーなの?」と訴えました。
いつかそんな事を言うだろう。
その時のためにちゃんと返事を用意しておくつもりでした。
しかし、ただ抱きしめることしかできませんでした。
『息子が笑顔で給食の時間を過ごしてほしい』という思いが、より一層強くなりました。
私が仕事から帰宅すると、
息子が「パパおかえり〜♪今日の給食、ピッカピカにしたよ〜♫早く来て!お弁当箱を見て!」と言いながら玄関まで走って来てくれるようになりました。
いつの間にか、空っぽのお弁当箱を私に見せるのが彼の日課になりました。
息子を抱き上げて、
「今日の給食はどうだった?」と聞くと...
「唐揚げ美味しかった〜!また作って♫」
「星のコロッケすごいね〜♫」
いつもより30分早く起きて作りました。
「エビフライ大好き♫」
「今日も全部美味しかったよ♫」
「僕は給食の時間が一番好き♪」
「フタを開けた時、うれしい気持ちになったよ♫」
「今日はタモリが入ってたね!」
1日の終わりに
息子との会話が弾みました♫
この3年3か月はあっという間でした。
『息子のためにできることがある』
毎朝そう思えるのはとても幸せなことでした。
息子には言葉ではない愛情をたくさん伝えることができたと思っています。
少し大げさな言い方かもしれませんが、
この思い出深い時間は、私のこの先の人生のひとつの支えになると信じています。
息子が幼稚園を卒園し
小学校ではアレルギー除去の給食を提供してもらえます。
私の朝活は終了です。
小学生として新たなステージに進んだ息子を、これからも全力で応援していきます。
次は何をしてあげられるだろう?
フフフ♪
なんだかワクワクしてきた♫
最後に、みなさまの『あたたかいコメント』や『いいね』がとても励みになりました。
息子と私の成長をあたたかく見守ってくださりありがとうございました。
ブログを通じて繋がれた素敵なご縁に感謝