数トンある堤防は内向きに倒れており、押し寄せた津波の破壊力を示しています。
下の画像が役場の建物。津波が押し寄せる瞬間まで退避の防災放送をし続けた職員の方も
いらっしゃいました。建物すべてが津波の被害を受けました。
地図で確認すると山田線の大槌駅があった場所です。
駅は大破、線路もヘドロや砂やがれきで埋もれています。
本日は、大槌町でボランティアをしている方がサンシティに戻ってこられたので
現地の状況を伺いました。
中でも印象的であったのは、
避難されている方々に対して「平等」を重んじると救援物資を渡せないとうことです。
公民館に避難している300人分の下着や食事が揃わないと、不公平になるので配れない。
特に行政主導で物資が配られる場合はその原則にとらわれるそうです。
物資はあるのに数が足りなくて配れない。
細かなニーズにも応えることが難しい。
大量に物資が届きすぎて仕分け作業が困難、またその人員が足りていない。
物資の送り手側と受け手側(現場)との間に認識の相違が大きくあることを知りました。
「送れば助かるだろう」という考えから
さらに考えを進歩させて被災地を支えなければならないと感じています。