こんにちは。
楽器を持っている以上、演奏できることにこしたことはないのだけれど、演奏できないにしても多少の充足感を得られます。
この尺八、竹でできています。
実にシンプルです。
これでふつう3オクターブ位の音が出せます。上手な人は。
息を入れるというか音を作るところです。
横から見ると、鋭く切って鋭く補強してあるだけです。
黒いところは水牛の角から作ったものです。
管の内側は本漆が塗られています。
この尺八は製管師の鎌内竹弘氏の製作です。
たいへん実直な方で尺八の演奏も素晴らしいです。
演奏会のご案内をいただいていますが、曜日が合わなかったりしてなかなか行けません。
とても残念です。
しかし、人様のことより自分です。練習しなくては。
楽譜はもちろんあります。
50曲位が一冊に入っていますが、平易なものから、といっても今の私には怪物に思えます。
その平易なものから徐々に難易度が増し、最後の方のページの曲なんかは、何これ?宇宙の彼方の存在です。
しかし、その宇宙の彼方の曲の中で、最後から二番目の曲「千鳥の曲」は、なんとほんの数年前に東京芸大の入試課題曲になっているのです。
本気で楽器の演奏を目指す人々、うちの娘のホルンのアリちゃんもかなり本気なのですが、彼ら彼女らの目指すものの困難さの一部は理解できるつもりです。
みなさん、頑張ってください。
私?
私は別の世界で頑張ります。