有川浩 シアター! | 山茶のブログ

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シアター! (メディアワークス文庫)/有川 浩
¥641
Amazon.co.jp
(「BOOK」データベースより)
小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の 司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声 優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。



久しぶりの有川浩です。

ストーリーセラーからファンになり。
植物図鑑レインツリーの国と読んでファンになりましたビックリマーク

今回は解散危機の劇団にまつわるお話でしたひらめき電球
劇団の宰相である弟と劇団に金を貸す兄の兄弟模様クローバー
新たに加わった名が売れている声優合格
十年来の仲間たち。
これらが交わるストーリーが読んでいて心地よかったですOK

私は劇団員の友達とルームシェアをしているので、
普通の人よりも劇団内部を知っているし、
演劇をしている知り合いも知っています音譜

今回はその人たちとダブって読めて、
いちいち納得してましたチョキ

演劇って儲からないんですよね。
赤字メラメラだらけなんですよね。
だからみんなバイトして生計立てているんですよね爆弾
うちの同居人も同様ですドンッ

そこそこ人気のある劇団ですらそんな状態なんですよ叫び
完全に成功しているのは劇団四季ぐらいだとかプンプン
なんでだろうと常々思っていましたはてなマーク

この本読んでなんとなくわかりました。
なんだかんだと経費がかかり、
どう頑張っても大してもうからないんでしょうね。

映画とかと違って、値段が高いから
集客率もそんなに高くないし。
映画と違って一回やるごとにそれなりに経費がかかるし。。。

と、本を読みながらつくづく頷いていましたしょぼん

本では、兄弟愛やら友情が感じられて楽しめました。
金の鬼の兄貴のキャラが際立っていてよかったです。
弟のキャラはちょっと納得できなかったかなぁ。
どうしても中学生に見えちゃいました男の子。。。

有川浩はラブコメのイメージがあったので、
その点はほとんどなく、ちょっとがっかりでもありましたダウン

そして、ちょっと物足りなかったかなぁ。
終わり方のオチもイマイチだったしね。。

演劇を頑張っている方々目
これからも頑張ってくださいなグッド!


★★★(6点)


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