歌野晶午 密室殺人ゲーム王手飛車取り | 山茶のブログ

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読書、事件なんぞを中心に…。

密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社ノベルス)/歌野 晶午
¥1,040
Amazon.co.jp

(「BOOK」データベースより)
「頭狂人」「044APD」「aXe」「ザンギャ君」「伴道全教授」。奇妙なニックネームをもつ5人がインターネット上で殺人推理ゲームの出題をしあっている。密室、アリバイ崩し、ダイイングメッセージ、犯人当てなどなど。ただし、ここで語られる殺人はすべて、現実に発生していた。出題者の手で実行ずみなのである…。茫然自失のラストまでページをめくる手がとまらない、歌野本格の粋。



今年一発目の本の感想です。

一発目にふさわしいはてなマークゴリゴリミステリーですニコニコ



2010本格ミステリベスト10密室殺人ゲーム2.0が1位だったので、

前作から読んでみようと思い、読みました。



面白いっすグッド!

現実的に起こりそうな話なんだけど、

ネット上のコミュで5人が推理ゲームを出し合う。

普通と違う事は出題者が実際に殺人をしている点。

ほんと、一歩間違えれば現実で起きそうですひらめき電球


最初から面白く、

まあミステリファンだったらすぐ気付きそうな

ありがちと言えばありがちなトリックだったりするんだけど、

それなりに楽しめます。


終盤から事件と事件の時間軸が見事に絡まっていて、

それがアリバイになったり、トリックを取るカギになったり。。

その辺は歌野晶午うまいなぁと感じました。


特にQ5の求道者の密室は読みごたえがありました。

演出がうまいっす音譜


最後はちょっと思っていたのと違った形で

うーーんと首を傾げたけど汗

最後もスッキリしてほしかったので、

そこは残念でしたしょぼん


純粋なミステリーを楽しむという意味では

なかなか楽しめる、読み応えのある一冊だと思います合格



★★★☆(7点)

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