こんばんは、エルメスです。
いつもは前置きをいくらか書いてから本題に移るのですが、今回思ったことを後に書いていこうと思いました。
それでは本題
カード解説
デッキ名 「アッシュ(17)」 |DECK LOG(デッキログ)
前回のレシピと大方は変わっていません。相手のデッキに合わせてメタカードを差し込んでいき、1000+1や+2を押し込んでいくメタビートダウンです。
しかし、前回大会が終わった直後に注目された「消えていくハイライト」や「ミッシェルシール」を使ったループデッキのリペアが開発され、それらのデッキに対して強く出れるように変えていきました。今回は前回から変更したカードに絞って解説していこうと思います。
レベル0
CX入れ替え兼前回の「“聖杯大戦”シロウ」の役割を持ったキャラ。存在自体は把握していましたが、黄色という理由だけで懸念していました。しかし、一度4色アッシュを作った際に採用してみた所、2枚のカードの役割を1枚で済ませられるのは流石に便利だったので今回も採用しました。
CX確定回収枠。本来なら採用を見送るところでありますが、今回に至ってはCX枠を4種類分採用しているので、欲しいタイミングで持ってこれる神通が適任だと思い採用しました。実際、ループデッキにおいては相手からのアタックは基本的にはないので、ターンを貰った時にこちらのカードで恵の連動を持ってくるようなルートを想定していました。実際、ミッシェルループとの練習の際はほとんど必須レベルで仕事をしてくれていたのでそのまま採用しました。
対ループデッキ及び香澄神拳に対する回答札。アタック時4ルックして≪ゲーム≫回収+相手ターン終了時までイベント封じテキストを持ち合わせています。本来であればゲームスタンといったある程度ゲームのキャラでまとめておかないと回収出来るメリットがほとんどありませんが、このデッキではイベントメタの1点に絞って採用しました(一応、詩羽の増量等で補ってはいますが)。
香澄神拳に対しては他のカードでも対処は可能ですが、ミッシェルループに対してはこれを一度でも刺せないと負けに直結するので採用しました。展開ルートも想定しており、詳しいルートは後述。また、音楽スタンやラインハルトといった後半イベントを多用する相手に対しても1ターンけん制として使えるので、1枚積みとはいえども悪いことばかりではありませんでした。
≪Anniversary≫特徴持ち。手札1枚をストックに送りつつ、「ドキドキ・テーマパーク 永吉 昴」互換。なんでこんなもん刷ったんだよしかもSAOで。
変な活用方法等は特にありません。ドキテマとして使って良し、後半足りないストックを手札から返還するのも良しと単純な使い方だけでも強かったです。
≪Anniversary≫特徴持ち。ほぼノーコストクロック回収と控え回収持ち、更にはヒースクリフで引っ張ってこれるので採用。ダメージによって落ちた有効札やドキテマや集中に頼らずとも確実に回収出来る点で優秀です。
ただし、パワーは500と最低値であり、何かと被ってしまう≪オカルト≫特徴持ちでもあるので場に出すタイミングは気を付ける必要があります。
レベル1
登場時2コスト払うと起動メタ発動する自動効果持ち。役割としては。「眩い月の霜を纏って 天野愛莉」を使ったループデッキにおいて、「天音」の起動効果によって始動するため、既存の「佳奈多」に対するメタカードとして捉えていました。ループデッキに起動メタを打たれるとこちらも打つ手が無くなるため、対抗するためにこのカードを採用しました。
また、香澄神拳においても「そっち思考のひより」の≪女神≫特徴付与、「力の証明 ニーナ」の合体テキストに対するメタとしても機能するので一石二鳥でした。
この時、このカードが大戦犯だとは採用段階では気づかないものであった。
≪ゲーム≫特徴持ち。前回の「“セイクリッド・ターンアンデッド”アクア」の代替枠。前回は「ココア」も採用していましたが、大会後に使わないことに気づいて抜いていましたが、ルビィと同様に1枚で2枚の役割を持てる+≪ゲーム≫特徴もあったので採用しました。
使った感想ですが、≪ゲーム≫特徴に囚われなければアクアの方がパワーがあって返ってきやすく、ストブテキストを活かせる場面が少なかったので、個人的にはイマイチでした。
「全フォロ」互換のバウンスメタとイベントメタ。主要な使い道は後者。
相手がイベント使ってリーサル仕掛ける直前に、このイベント打って確実に1ターン貰うのが目的です。香澄神拳やループにももちろん刺さり打てるかどうかで勝敗にも関わってくるので採用しました。また、ラケージユンボロとは違い、アタックのしないループや確実に盤面を空けてユンボロを機能させない場面でも、イベントメタを機能させる役割を持っています。
ネオスタン対面ではほとんど使い物になりませんが、イベントを軸に戦うスタンデッキ相手には練習段階ではかなり刺さりが良かったです。
レベル3
前回、喉から手が出るほど欲しかった「リラックスタイム マヤ」互換。相手ターン終了まで2000上昇に≪音楽≫特徴という縛りがありますが、「小梅」や「友希那」、「アッシュ」がいるので青キャラ縛りに比べれば軽いものです。
前回同様、役割対象は「力の証明 ニーナ」や「“可愛いともだち”市ヶ谷有咲」といった少ない特徴数で高いパワーラインを誇るキャラに対してバウンスを仕掛けます。それらに加え、「ネズミ」の力を得た「暦の恋人 戦場ヶ原ひたぎ」に対してもバウンスを仕掛けていきます。パワー56500は流石に倒せないですからね。
また、登場時3ルック固定出来るので、打点形成や集中使うかどうかの判断基準に大きく関わってくるので結構な頻度で活躍します。
CX
緑色指定の控えストブ。恵のCXコンボ。
CXコンボ以外でも打点欲しい+ストックも欲しい場面で結構使ってました。あればあるだけで便利。
対面毎ピックアップ
前回のピックアップと対して変わってないので、今回追加で検討した対面だけ書いていこうと思います。
・香澄神拳
こちらのデッドラインは大体1-0。相手はそこに辿り着くためにハイライトを2回打って打点を伸ばして殴りにいくデッキです。こちらの出来る対抗手段はイベントメタ、起動メタと2種類ありますが、相手ももちろん警戒してきます。
なので手っ取り早い話、打点先行を意識して「ハイライトを2回打たせない」状況を作り出すのも一つの手です。こちらのレベルが0なら生存確率がグッと上がりますし、相手がお祈りで1ターン待ったところで、打点やメタを差し込むことで相手の算段を崩していくことが出来ます。こうなった場合、こちらが相手のCXで打点が抜けない限りは有利状況を継続させることが出来ます。
なので、こちらの対面ではイベントメタ、起動メタ、打点先行の3種の手段が大切になります。
恵、ユンボロ、結界、佳奈多、飛天(→佳奈多接続のため)、みくる
・ミッシェルループ、愛莉ループ
知人に一度渡したメモを一部書き換えて載せておきます。
・1ターン目に限りアタックして0-2(後攻なら0-3)が許容ライン。(相手の自傷札がちびアンティーカ回収恋鐘のみのため)
・2ターン目は、恵が手札にある場合はオカケン神通、対応がある場合はオカケン恵、どちらもない場合はドローゴーor追加お祈り1パン
・3ターン目、恵のCXコンボが取れるなら迷わず取る。前のターンに恵の連動使えた場合は、聖女オカケンドキテマを駆使して(小梅)ルビィ→恵連動まで。相手がヤケクソパンチしてレベルが上がったら、ユンボロ結界でイベントメタ。自傷行動が多い場合は+2で10点以上の打点作ってキルも狙えます。このターンで恵のCXコンボが取れない場合は大体こちらの負けになる。
・4ターン目、後は打点見て押し込む。愛莉ループには起動メタを適宜差し込みながら打点を入れにいく。
メモには恵のCXコンボに辿り着くためにオカケンが必須になっていますが、愛莉(Dside)や梅の4ルックでオカケンを控え室に引っ張ってきて、次のターンにドキテマリーファで回収等のルートが存在しています。普段のヴァイスでは相手からのダメージでデッキの公開領域が広がっていくものですが、ループデッキ相手はアタックしてこないのでこちらの公開領域が広がりません。しかし、裏を返せば相手が干渉してこないので、こちらが想定したルートをお祈りが前提ではありますが展開が出来るようになります。それらの考えを取り入れた上で、恵のCXコンボを取り入れようと考えに至りました。
(考え方としては遊戯王の展開ルートをイメージしています。が、自分はMDで幻影彼岸触ってただけなので、そこまで細かくルートを考えられてないのと、遊戯王のサーチカードの方が些か優秀だからどうしても見劣りしてしまう部分がありますね。)
必須:恵、CXコンボ、それらを回収するカード(オカケン、神通、小梅、ドキテマ、聖女、梅、愛莉、五月)
使える状況なら使う:ユンボロ、結界、リンディ、佳奈多、飛天
・8門(4枝4門)Dside(スーパーネオスタン)
レベル1のCXコンボが蘭堂でもありやでも、とりあえず初風が(一応)刺さるので最初は美柑にアクセス出来るように念頭を入れる。美柑を見てから、えるのストブに目的が移る可能性もあるので、全フォロ互換を立てることでも多少はケアになるので立てる。
レベル2では集中とオペトル連打から疑似リフがお家芸(と勝手に思っている)なので、山札の速度を落とすために起動メタやイベントメタで対抗する。ただし、山札自体はある程度作られていてもおかしくないので、一度光景打って崩すのも良し。回復は千鳥ヒールがないので響を思い出に送っておくのもアリ。
レベル3はバウンス札入れて無い「はず」なのでシロエ立てて詰め手段を潰しておく。
必須:美柑、シロエ
使える状況なら使う:ユンボロ、響、光景、佳奈多、梅(思い出過剰貯め警戒)
リンディはコストが重過ぎる。結界は手札1枚に対するリターンが薄い。
・門(枝)置きブパスタ(スーパーネオスタン)
レベル0で置き神琳に対しては愛莉でクロック差し込み。両断は全フォロ互換が無いとどうやっても避けられないので諦めても良し。相手が枝軸なら全フォロで戻しても良い。
レベル1は、門軸なら島風付与のため全フォロ互換、枝軸なら美柑と立てるものを変えていく。
レベル2は、基本的に10000のかのんに触れる手段が早出しちはやか電源アッシュ、美羽くらいしかないので、諦めて光景探しに行くのもアリ。相手が早出し千砂都出した場合のみ、のり子でちょっかいかけていく。ストックを大量に貯めた場合は、光景から打点を押し込みにいくのもアリ。
レベル3にこちらが入ると基本的にヤケクソパンチでも負けかねないので、レベル2までに上記に加えてヒースクリフを思い出に送ってクロアンループ(恋、しよ子)を封じる、イベントメタでソングフォーオールを絶対に打たせない、シロエ立ててギャラクシー すみれのバーンテキストを潰すといった負けに直結する要素を無くしていくのがマストです。
必須:ヒースクリフ、シロエ、ユンボロ、結界、光景
使える状況なら使う:愛莉、美羽、全フォロ互換、美柑(枝の場合)
終わりに
今回のスタンの大会では1‐2という残念な結果で終わってしまいました。
ただ、その後ネオスタン対面が本当に勝てないのか気になって友人に頼み、3回戦で当たった扉門虹ヶ咲構築と何回か対戦しました。結果は1‐1で勝てないことはないけども、勝つのにかなり至難の業だという感想を抱きました。実際勝った試合も愛が3面並ばない状況で打点を押し込んで無理やりダメージレースを優位に立つといった試合でした。また、構築は違えど、オープン大会に参加した時も竿のシノン単に対して0帯のパワーで勝てずにリソースを維持されて負け、8門ごちうさに千夜で面取られた上に美柑出せずそのまま相手のペースでゲームをやられて負けといったネオスタン対面に対して思い当たる節があった状態でした。
その後、自分の周囲のプレイヤーに話を聞いていくと、「コンボではないスタンと普通のネオスタン、相対的カードパワーが高いのは普通のネオスタン」という意見がとても多かったです。タイトルで縛らず単体カードパワーだけで戦うスタンよりも、タイトルで縛ってある程度のカードパワーを一定に保っているネオスタンの方がゲームとしてやりやすい。実際に自分も好きな感じのスタン(音楽、青単)を組んでネオスタンと遊んだりするんですけど、普通にゲームをする分ではネオスタンの方が強かったりしますね。そういった意味合いではスタンはコンボでワンショットする方が各種防御札、メタカードの存在が薄いネオスタンに対してより簡単に勝てるんですよね。
自分のアッシュデッキは「コンボではないスタン」という分類であるため、ネオスタンである二乃単や虹ヶ咲に勝つのは難しい話でした。しかし、コンボや一定のループスタンに対する回答札は沢山用意して、練習段階では大方メタの差し込みが出来ていました。大会でも普通のネオスタンで参加してスタンに負かされる試合も見かけました。普通のネオスタン、ループorコンボスタン、それ以外でのスタンといった感じでメタゲームが成立していた以上、自分のデッキは不利のまま負かされてしまいました。先日上げられた公式のスタンダードのデッキレシピでも二乃単の方も虹ヶ咲の方も3位に入賞されていました。おめでとうございます。
これからスタンダードは去年に習うと1年は大会を開催しないと思われます。それまで自分はネオスタン環境で「どのタイトルのどういったギミックが強いのか」を遊びながら学んでいこうと思います。今までも「あのタイトルのあのデッキ、あのメタカード刺していったら嫌がりそう」とか想像しながら遊んでいたので、また変わらずその考え方をしながら過ごしていこうと思います。パズドラとかリコリスとかスタンにも使えそうなカードが見えていたりするので、相性の良さそうなカードも探していきます。
それでは、またー
PS
今年のしろくろはスタンとタイトルカップが別日だったのですが、もし来年やるとしたらどうなるか分かりません。
正直、電撃文庫もシャナも来るので、日程が悪ければもしかしたらそっちに行ってしまうかもしれません。是非ともスタンの開催の時には、タイトルカップも別日にしてください(泣)←遠征すればタイカプ出れるし来年は遠征に行こうかな。
欲を言うならば、ネオスタンと同時開催してくださいネオスタンとはやりたくn(殴
PS2
大会終わって一段落着いたのでアッシュを去年のような構築で組みなおした所、採用しているカードの調整を除いてストレスフリーに回せています。
環境的に恵、リンディは必要だったけど、普通に戦う分には過剰なメタ要素にも感じられましたね。