先日、いつものようにダラ~っと遅く起きてきた私に、

銀爺:「元妻から電話があって、彼女の誕生祝いで一緒に食事に行かないか?って。どうする?」

目覚ましパンチ!★をくれた。


フツー(あっ、私が生息していた日本の狭い交友関係に基づくフツーね)、誕生日の人が自分の誕生祝いのために食事に誘うかぁ?!


それも金銭負担については触れずの状態で・・・


銀爺が言うには元妻は「多分、70歳」におなりになるらしい。

私としては断る理由もないので「いいんじゃないの?」とOKした。


ただ、日本のオーソドックスな誕生会って、外野(仲間等々)が企画、金銭負担して、誕生日の張本人はタダ食い、お土産(誕生日プレゼント)付きのゲスト・・・ってスタイルだと思うので、

元妻は暗に「私、誕生日だから御馳走してね!」と言わんとしているのか?と一瞬思った。


・・・が、以前、これまた元妻のリクエストでナゼか朝食を一緒に外食することになった時、お会計の時、元妻と銀爺はナチュラルな空気で割り勘にしていたので、彼らの間では食事は割り勘という暗黙の合意ができているのかもしれない。


それなら、それでいいのかもしれないが、元妻は銀爺よりも年上ということもあり、母のように私を含めて世話を焼いてくれる。


先日も手作りのピーチパイを1ホール差し入れてくれたし、私がハンドミキサーを欲しいというと、得意のフリーマーケット荒しで探してきて早朝に(早朝が掘り出し物ゲットの勝負らしい)ウチの玄関前に置いておいてくれたりする。

ゴージャスな雰囲気の布団や枕も持ってきた(多分、銀爺のセンスが許せないのだろう)。


・・・で、余計なおせっかいかもしれないが、

私:「お誕生日なんだから、食事おごってあげたら?」と言ってしまった。


銀爺:「えっ?何でボクがおごらなきゃならないの?それをするのは彼女の夫でしょ?」

「彼女の分だけならともかく、彼女の夫の分もボクが払うの?」


ほら、やっぱりコイツ割り勘前提で話を進めていた!!!


私:だって私達、元妻夫婦にはお世話になってるし、色々な物もらってるよ。」


銀爺は、地元の人が良く行くグリルチキンが美味しいレストランに行くつもりでいたので、


私:金額が負担なら、もっと安い中華のお店とかだっていいじゃない。」と妥協案を提案してみた。


私は、アレももらった、コレももらった的に元妻達からもらった物を具体的に挙げて言ったので、説得力があったらしく、

銀爺:「そうだな・・・。ボクが払うことにするか!」とアッサリ納得した。


・・・で、少し経って、銀爺が何やらゴソゴソやっているので見たら、グリルチキンのレストランの割引クーポンをハサミで切り取っていた。・・・セ、セコイあせる


元妻もクーポン大好きで、一度、彼女が収集したクーポンの束を私はもらったことがある。

銀爺の友達夫婦もレストランにクリップで留めたクーポンを持ちこんでいたことがあった。

アメリカ人全般かどうか知らないが、私の身近なアメリカ人達はクーポン大好きである。


さて、さて、誕生日の会食はほとんど元妻一人でしゃべりまくりの会で、それに銀爺が付き合わされていた。


銀爺が支払いを名乗ったら元妻は固辞したが、私も銀爺に加勢したので、折れてかなり恐縮していた。

チップは彼女の夫が支払うことで収まった。


元妻達と別れてから銀爺が、「多分、彼女達二人だけで食事に行ってたら、彼女の夫はおしゃべり好きではないから、あまり話が弾まないと思うんだよね。彼女はしゃべりたかったんだと思うよ。」

と、ボソッと言っていた。


元妻が望んでいた誕生日プレゼントは、おしゃべりによるストレス発散だったらしい。

めでたし。めでたし。



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