タイミングが重要!
「腕の力を抜け」とは、よく言われる事です
が・・・
今回は、腕の力みの解消方法を紹介します。
~スイング調整のポイント~
スイング調整は、次の3つをひたすら整える
作業です。
◆軸をそろえる
以前本ブログでも紹介しましたが、理想の
スイング動作は、ひざも腰も肩も腕も体の
全てのパーツは、背骨が軸になります。
◆運動方向をそろえる
各身体パーツを背骨に対して垂直に回す。
という事です。水平ではありません。
◆力を発揮するタイミングをそろえる
インパクトで、最大限の力が発揮できる
ように力(筋肉や関節運動)を入れると
いう事です。当たり前のようですが、
これが皆さん一番できていません。
~力み~
力みの状態は、先ほど紹介した3つの要素の
内どれかが、うまく機能していないために、
不必要な筋肉の活動性が上がってしまって
いる状態です。
3人で何かを引っ張る時に三者三様の方向や
タイミングで引っ張っても十分に力を発揮
する事はできません。これと同じで、力み
の状態は、例えば身体パーツを下半身、腕、
上半身と分けた時に、これら3つのパーツが
三者三様に、好き勝手な方向やタイミングに
動いてしまっている状態といえます。
人の体は、指先からつま先まで、理想的な
運動連鎖(関節や筋肉をこう使うと効率よく
体を操作できる)が存在するので、スイング
調整の3つのポイントについては、今後
本ブログでも、しっかり紹介していきます。
※フライングで知りたいという人は、
ブログ『理学療法士のゴルフレッスン』も
参考にして下さい。
~腕の力みの原因~
腕の力みの原因で最も多くみられるのは、
力を入れるタイミングが間違っていると
いう事です。
金槌で釘を打つ時
お餅つきをする時
力を入れるタイミングはどうでしょうか?
金槌や杵を振り上げる瞬間と
釘やもちをたたく瞬間に力を入れますね。
そして、金槌や杵を振り上げて切り返す
タイミングでは、振り上げた金槌や杵の重さ
を感じているだけで、更に振り上げようとか、
無理に振り戻したりはしていません。
振り上げた金槌や杵が重力に引っ張られて
自然に落下するのをただ感じているだけです。
にもかかわらず、ゴルフクラブとなると
どうでしょうか?
レッスンをしていても、
切り返しで無駄な力が入ってしまっている
人がとても多くみられます。
~力を入れるタイミングが肝~
スイングをする時も、金槌や杵を扱う時の
力の入れ方(タイミング)を意識して
みましょう。
アドレスでは、腕は、出来るだけ力を抜いて
手を添える程度にグリップします。
後は、クラブをスタートさせる瞬間と
インパクトの瞬間に腕に力を入れます。
切り返しでは、上に放り投げられたクラブが
自然に落下するのを感じましょう。当然切り
返しのタイミングでは、腕はリラックスして
います。
腕の無駄な力みを取るポイントは力を入れる
タイミングを正しく選択する事です。
腕の力みが取れるとクラブがどんどん走って
きます。
是非確認してみて下さい