ジェネリックへの変更 | 薬剤師本気ガールズトークBridge ~あらふぉーcozy with Pharmacists~

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薬剤師仲間のワイワイトーク。私達も色々あるんです。仕事のこと、お家のこと、自分の身体のこと・・・色々あるけどみんなで話せば元気になるよね。一人の薬剤師ではなくて薬剤師仲間みんなでするから出来ることがきっとある!

「この薬、ジェネリックにしたらめまいがするから元のに替えてくれませんか?」



そう、言ってこられた患者様あせる



「すみません、一度お渡ししたものはもう替えることはできないんです。」



「でも、この薬のせいで今日はひどいめまいがしてびっくりしてしまった。やっぱり替えてほしい。」


といっても・・・


2か月分のお薬をもう1か月は飲んでいる。


1ヶ月飲んでいて今日急にひどくなったということらしいが。


前立腺肥大症の薬でα1ブロッカー遮断薬。


もともと副作用で血圧低下やふらつき、めまいがある。


薬歴を見てみると・・・・


先発品の頃もめまいふらつきあり。



「とりあえず、再受診していただくことが必要ですので少しお待ちください。」


すぐに受診できるかどうかを確認の電話をすると


残念ながら今日は休診ダウン


「じゃあ、この薬飲まなかったらいいかな。」


もしも薬のせいだけでないとしたら・・・そんなことではすまない!!!!


泌尿器科以外にいつもかかっている病院をお薬手帳と薬歴で確認


近隣の内科クリニックに受診しているようなので


「泌尿器科の先生に見ていただくのが今日は無理ですし


今日のめまいがいつものと違うようであれば、薬のせいだけでない可能性がありますので


いつもかかられている内科クリニックの方に受診してください。


そのうえで、


もし、この泌尿器科の薬の影響だということであれば


そちらの先生に元の薬で処方箋を書いてもらってくださいね。




先発品と後発品・・・同じであり、同じでない。


やはり副作用が強く出る可能性も否定できない。


ただ、患者さんの心理はその変更であっても、実は別の病気が隠れている可能性がある。


難しいです。


ほとんどの患者さんは、変更しても何も変わらない傾向にあるが・・・・


やはり高齢者などで長年飲んでいた薬を変更する場合は注意が必要ですね。


ただし、一包化にしている患者さんでは、戻したいというほどの方がほとんどいらっしゃらないのは


心理的部分もとても大きいということかと思われますね。



医療費削減のためにも後発医薬品は重要な役割をしていると思います。


変更におけるリスクと経済効果のバランスを


うまく見守っていくのも薬局薬剤師として大切な役割だと改めて感じた出来事でした。



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