WTC移転購入費用の返還を求める住民監査請求の意見陳述を見に行きました。
 会場には監査請求人だけで20人ほど、傍聴者も10人近くいて関心の高さが伺えました。
 ちなみに意見陳述というのは、監査請求人側の意見を述べる場で、関係部局側からの弁明の機会はこの後ということになります。



ドーラクチホーセージ-WTC移転に関する住民監査請求の意見陳述

 発起人の一人である、ジャーナリストの西谷文和氏(左)、成人病センター移転反対の住民代表でもお馴染みの中野雅司氏(右)。
 また、監査請求人の中にまさよし氏 が、傍聴者には辻よしたか市議の姿もありました。


 意見陳述の中で、橋下知事(当時)は就任当時、「大阪府は破産会社」と言っておきながら、使う充てのない高級家具や2万1000円の電気ポット、1万8000円の食器乾燥機を購入したというくだりでは、笑いすら起こってました。
 役所には量販店で購入しようとするコスト感覚がこの頃ですらないんですねえ。



ドーラクチホーセージ-WTC移転に関する住民監査請求の意見陳述

 その後、記者会見が行われました。マスコミが10人以上いました。

 おおさか市民ネットワーク代表の藤永延代氏(中央)から、改めて大阪府がWTCを買い取った経緯が明らかにされたのですが、その他にも、大阪府から即日に購入代金が入金されたとか、ビルのメンテナンスの指定管理会社との不明瞭なやり取りが発覚したとか、まあ、利権の巣窟のような事例が明らかにされました。
 何か、昔のドラマを見るような逸話ですが、2009年に起こった実際の話なんです・・・これが。

 今後、関係部局側の弁明がされるわけですが、どんな言い訳が出てくるのか、呆れながら見ていくことになりそうです。


 以下、当日配布された資料です。

ドーラクチホーセージ-WTC移転に関する住民監査請求資料


ドーラクチホーセージ-WTC移転に関する住民監査請求資料


ドーラクチホーセージ-WTC移転に関する住民監査請求資料

ドーラクチホーセージ-WTC移転に関する住民監査請求資料