最近、橋下知事(当時・都合上知事の肩書きで通します)が唱える大阪都構想に関する記事を読む機会が多いのだが、有識者がいろいろ検証しているが、そんなに難しく考えるものかなあとも思うんですよね。

 結局のところ、大阪府が財政的に危ないから、大阪市の資産を使って穴埋めしようとしているんじゃないの。その一点だと思うんだがなあ。
 特別区、権限、財源、区割り、地下鉄民営化・・・、などは行き着くところ、財政難の大阪府に税収を持ってくる口実だろう。

 でも、WTCと関空の含み損に苦しむ財界をタニマチにして、関空リニアとか本当に作れるのかね。
 作る前に今までの放漫行政の穴埋めで終わりそうだが・・・。いや、それでも足りないか。

 しかし、都構想は柴島浄水場然り、大手前然り、森之宮然り、都心の再開発が好きですよねえ。
 今の時代に仮に再開発しても、地価が上がって活性化するのと本気で思っているのでしょうか。
 だとしたら、相当の懐古主義的な発想だと思うが・・・。

 大阪府を傍から見てると、倒産しかけの企業を見ている気分になるんですよね。
 箕面森町や中之島バンクスを見に行って感じたのは、そこに人が見えないというか、みなぎる活力を感じないんですよね。
 このまま、大手前に成人病センターを移転しても、大手前・森之宮共にゴーストタウンになりそうで、あまり想像したくないです。

 仮に大阪府が破綻したら、とばっちりを食って困るトコロが色々あるから、表立ってその話題に触れないのかなと思いますが。
 でも企業の粉飾決算と同じで、いつまでも隠し通せるものではないと思いますけどねえ。