会社から出社禁止となり、3月から在宅で業務しています。

研究員などは実験せざるを得ないので、何人かは会社に行かざるを得ないようですが、知財というのは、基本的には明細書を作成したりすることが仕事なので、在宅でできるといえばできます。

効率やその結果の内容を無視すればです。

 

いずれ将来は、技術が進み、もっといろいろなことができるようになるでしょう。しかし、しかしです。

会社ほどPCの設備が揃っているわけではありません。

知財の仕事は、モニターを最低二つ用意し、先行文献と比較することが必要です。それに必要な書類が手元にありませんし、印刷もとてもではないですが、個人では限界があります。

 

PCがあるから、全部PDFで見ればいいというのは、知財の仕事を理解していない人のは発言です。研究員にとり実験器具が道具なように、我々は紙媒体が道具です。資源の有効活用とか、印刷を減らすというのは、効率だけを重視するおバカな政策です。

 

それと、TeamsとかZoomで会議ができるという人は、こんなもので一日中会議をしたら、どういうことになるかを知らない人です。会議室を使用できるという制限があるから、会議で結論を出そうとするのです。研究員も家にいてやることがあないから、だらだらと話を始めるので、こちらもストレスが溜まります。

 

できるということと、同じようにできることは異なります。

時間とか制限があるから、我々は創意工夫をするのであり、在宅で、公私の時間が区別できなくなり、過労働になっています。