初レポだが、けっこう長いこと通っている店。むしろ「大事にしたい」という思いがあり過ぎて、これまでレポを避けてきた。しかしそうも言ってられない。なんと、3月いっぱいで閉店してしまうというのだ。ちょっと前にはテレ東『アド街』に名物メニューの納豆つけ麺が「薬丸印」で紹介されて、「オッ、これで人気が出たら賑わって入れなくなっちゃうな、どうしよう」なんて心配したりもしたけど、それどころではない。何でも、店主がリタイヤして田舎暮らしをするそうだ。閉店する前にレポしておかねば、ということで行ってきた。これは2回訪問分のレポである。

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深夜までやっているので、ここに来るのは他の居酒屋を回って二次会、三次会で来ることばかり。入店する時点で腹もある程度くちているので、酒だけ注文していたな。その酒がめっぽう安い。正直、いまだに価格を詳しく把握していないのだが。

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よく頼むのがレモンサワーやバイスサワー(二次会だからね)。グラス入りの焼酎いわゆる中を出されて、一緒に出される瓶のサワーを入れて割って飲むスタイル。昔はレモンだけだったが、後にバイスも加わった。俺はもっぱらバイス。確実に中3杯は回せる。またここの焼酎が怖いくらい回るんだ。明日が怖い~。

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後は野菜炒めとか焼き魚とか、日替わりのツマミを頼んで夜遅くまでグダグダ長居する。だから、ラーメンとかはほとんど食ったことがない。今回はあえて一次会として入店し、いきなり納豆つけ麺を注文。

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普通のラーメンと納豆が一緒に出されて、最初は戸惑う。店主によると、ラーメン単品としても食えるのに、あえて納豆をつけたという。豚系のスープだけど丁寧に作ってあるのか、澄み切っていて塩ラーメン状態。これだけでもなかなか美味い。

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しかしせっかくだから、納豆が入った器に麺を移して食べる。納豆は店主によってしっかりかき混ぜてある。かき混ぜないで食べたら、納豆の美味しさを堪能したとはいえないから、これは正解。単品でも美味いラーメンだし、俺は納豆好きだから組み合わせても十分美味い。納豆を食べる時にはタレで味付けするが、ラーメンスープがタレ代わりにもなっている。メンマもいっぱい入っているし、ワカメや細ネギが良い。ラーメンはサッパリしていて飲みの締めとして食べるのもいけそう。なお、「薬丸印」だけど薬丸はこの店に来たことはない。

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中をお代わりするとさらにタップリ! バイスほとんど入らない! ほぼロック状態で飲み続けるうちに、ベロベロだ。この日は腹が満たされたので、とりあえず帰ることに。

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さて、日を改めて今度は飲みに来た。ここのもう一つの名物、皿ワンタンを注文。一つ一つがでかい、というより餡の量が多い。食べるとものすごく肉々しい。熱いのをハフハフいわせながら食べるのは、冬の嗜み。しかし、この楽しみも今冬限りなんだよなあって、もう3月か。豆板醤が皿につけてあるので醤油に混ぜて食べたが、そういう辛味よりも酢醤油の方が美味しかったかもしれないな。閉店前にもう一回来よう。

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もう一品ツマミを頼みたいな、と思って日替わり黒板メニューの中から豚肉炒めを注文。ここに来ると厚揚げ炒めとか野菜炒め系、または焼き魚や煮魚を頼むことが多い。中華料理屋なのに魚系も充実しているのが嬉しい。今回は割と早い訪問で、また一次会からで食欲があったので豚肉炒めを頼んだのだが、これは肉々しさがかぶってしまい、失敗だった。豚肉と玉ねぎのみで、味付けは良いしむしろご飯が進みそうな感じだった。まあ、皿ワンタンの後ならホッケ焼きにした方が良かったかな。

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会計は驚きの2,000円。バイスサワー2セット、中4回お代わり(都合六杯分)、皿ワンタンに豚肉炒めで。驚きの高コスト。閉店までにあと何回来れるかな?

Text by 大王

昇家中華料理 / 中板橋駅ときわ台駅板橋本町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.8