十条に比較的新しくできた店。
すぐ近くには「野々屋」があって、その並び。

しかも目の前の踏切を超えれば、チェーン店の「かぶら屋」もある。
さらに、その延長線上には「和田屋」(ここはあんまり焼きとんを売りにしてないっぽいが)もあり、歩いていける距離の東十条にはまた多くのやきとん店が立ち並ぶ……

もはや東松山に匹敵するやきとん激戦区だ。
口開け一発目の客として入店。

つき出しは、キャベツとかがある中で、もつ煮込みがあるとか。
少しだけ食いたかったし、一人飲みにはちょうどいい!

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味つけは加賀屋系、しょっぱい味が酒に合う。

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酒はホッピーセット、430円。
中230円。

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この店に限らず、最近ホッピーの値上げが激しい。
庶民の飲みものだったのに…。
改めて300円台で出している店には敬意を表したい。

日替わりメニューにタコと菜の花辛し和え(300円)があった。
おっさんになって、菜の花とかが美味しく感じるようになってきた。
タコも大好きなので、つき出しを片付けて焼き待ちがてら、これをつまんでおこう。

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菜の花で春を味わい。
辛子を鼻にツンとこさせて酒で口を洗う。
この流れがいいですなあ。

味はどってことないけど。

焼きとんは一本120円。
90円とか100円に慣れてしまったから、割高に感じる。
今は、「秋元屋」をはじめ、120円がほとんどなんだけど。

そんな中、五本盛り(580円)をみつけたので、注文。
盛り合わせはお得だし、店側のセンスを知ることができる。
自分に合うとうれしくて、また通っちゃう。

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びっくりしたのが、5本揃って出てくるところ。
一人だと一度に5本も食えないから、チビチビ出てくる方がじつは有難かったりする。
ワガママですね!

シロとつくねがタレで、軟骨とかしらとネギ間が塩。
どれも焼き加減はよい。

皿の端に辛子がついてくるが、東松山よろしく卓上には味噌も常備。
いろいろとバリエーションを楽しめてうれしい。

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つくねは明らかな既製品だったが、全体的には上出来でした。
でも、やっぱり120円は……うーむ。

メニューには載ってなかったが、壁の貼り紙にシャリ金も扱っている情報を発見。
しまった!

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二杯目から中をシャリ金にチェンジ。
一気に濃くなりました!

刺身メニューをみたら、レバテキがある。
頼んでみたら案の定、レバ刺しでした。

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430円と安かったけど、クニャクニャで、スゴく「す」が立っていて、エメンタールチーズみたいに無数の穴ある(あそこまでデカくないけど)。

臭いもちょっと…
ダクダクにかけられているごま油のせいかな。

改めて「炭火や 」ってスゴいクオリティなんだな、と感心した。
まあ、仕入れの都合もあるから仕方ないのかもしれない。
でも、もうこの店でレバ刺しはいいかな。

ところで、刺身メニューに「自己責任」って書いてあったけど、そんなこと書いても恐らく全責任は店が被ることになりますよ。

シャリ金セットでおかわりし、焼き物のタンを塩で、トマト巻きも追加。

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トマトは、プチトマトに巻いてある。
ちょっとボリューム不足かな。
タンはよかったけど、やっぱ100円が適正ですね。

それにしてもシャリ金は濃くてまわるなあ~。
美味しかったけど、激戦区ではもう一つインパクトがほしい。

立地のよさから客は入っていたけど、ちょっと騒がしい客が多かった。
これも、たまたまだろうけど。

静かな「野々屋」が少し恋しくなった。
あそこでカウンター下の漫画読みながら一人で飲むのが落ち着いていいんですけどね、俺は。

Text by 大王

壱ノ宮居酒屋 / 十条駅東十条駅

夜総合点★★☆☆☆ 2.0