「えっ、富山ケーブルテレビには障害者割り引きはないの」 | ブログ、八木勝自

「えっ、富山ケーブルテレビには障害者割り引きはないの」

 来月の半ばから富山ケーブルテレビに加入して、パソコンのインターネットと電話をすることのしました。

理由は、私の住む団地を富山ケーブルテレビのセールスマンが回っていて、その人から話しを聞くと、ケーブルテレビでインターネットと電話にした方が今の加入している電話とインターネットとプロバイダーより月に1000円程度安かったり、迷惑メールも簡単に拒否できたり、今のインターネットの通信スピードも早くなりそうだったからと「テレビを耳が聞こえないせいもあって、なかなか見ない」と私が言うと、そのセールスマンの人は「テレビには加入しなくて良いし、テレビの加入料金はいらない」とのことだったからです。そして、話しの最後の方で私が「ところで、ケーブルテレビには障害者割り引きはないの」と聞くとそのセールスマンは「申し訳ありません。うちの富山ケーブルテレビは障害者割り引きはやっていないのです。」と言うのです。

私は障害者割り引きがあって、当然だと思ってはいません。しかし、大きな公共の会社や公共交通機関や美術館、遊園地、水族館などには大抵、障害者割り引きがあります。各携帯電話の会社だって、月の基本料金か、通話料のどちらかに障害者割り引きはありますし、テレビのNHKだって障害者世帯には障害者割り引きあります。

この障害者割り引きが何故あるかというと、障害者は重度になればなるほど働けなかったりすることで所得が少なかったり、障害者としてかかる日常生活の費用が健全者より多く必要な障害者が多いからです。もちろん、この割り引きにかかる会社の費用は一人一人の利用者が負担している場合や会社が利益の一部を「社会貢献」として行っているところもあると思います

障害者の中には、この障害者割り引きは半人前扱いをされて嫌だという人もいますし、本来、障害者の所得が一般の健全者並になったり、障害者の所得保障がされれば、障害者割り引きなどは要らないと思います。しかし、今の多くの障害者の現状は、障害者が例え働いても賃金は安く、障害者の所得保障がされておらず、障害者割り引きは必要であり、それは割り引きがある会社としての宣伝、利益効果にもなるし、障害者の社会参加の支援や応援にもなっているのです。そんなことを富山ケーブルテレビさんはどう考えているのか。私たちのNPO法人文福で質問状を書いてみたいなと思っています。