あーちゃん(7歳1ヶ月)の「おうちの宿題」をしばらく辞めていたのだが、
約1ヶ月前から復活している。
「おうちの宿題」は、私が管理するあーちゃんの家庭学習のこと。
1年生の頃から、あーちゃんの様子をみながら、
3ヶ月おきに内容を試行錯誤している。
過去の内容はこちら
・『おうちの宿題』振り返り (2017年4月~2018年2月)
・おうちの宿題の撤廃 (2018年3月)
撤廃した理由は、
●学校の宿題が増えてきて、読み書き計算の学力を
学校の宿題に加えて、さらに私がフォローする必要性を感じなくなってきたから
●親子の対話に、時間を割きたかったから
の2点。
何で復活させたのか?
何を取り入れたのか?を以下備忘録としてまとめてみます。
『おうちの宿題』の内容と復活の理由
『おうちの宿題』を撤廃した時、
すべての学力を親がフォローしようという発想を辞めた。
(発想を辞めた、っていうより、あまり考えてなかったんですけど)
学力(ここで言う学力は、読み書き計算の力のこと)は、
学校+家庭学習で賄えばよいので、
学校では補い切れない事を、『おうちの宿題』にしようと思った。
だから、学校の宿題が増えてきた時点で、
一旦『おうちの宿題』を全廃した。
宿題やテストから見えるあーちゃんの理解度合いや、
学校の宿題の内容を鑑みて、
学校ではフォローしきれない+あーちゃんに一番不足している力
の2点から、次の課題を取り入れてみることに。
■読解力を身につけること
■語彙力をつけること
学校の宿題で音読が出ているので、
音読を聞いている限りは、すらすら読めているように思える。
国語のテストも、1年生の1学期を思えば大分マシになった。
でも、新しい文章を読ませてみると、
易しい文章でも、一字飛ばしたり、一行飛ばしたり、
文章の意味が全然分かっていなかったりする。
成長とともに、これらも出来るようになるのかもしれない。
でも、学校の国語のテストって、
授業でやったことを答えるので、
読解力がなくても良い点とれたりするのですよね。
計算力は、算数のテストや宿題のドリルを見れば、
どの程度身に付いたかは測りやすいけれど、
読解力は、学校の国語テストでは、どうにも測りにくいように思え、
学校とは別に、『おうちの宿題』でフォローしようと考えた次第である。
語彙力がないと文章も読めないので、
毎日少しずつだけど、こちらもフォロー。
両方1ページずつしかやらないし、
論理エンジンは、小学校1年生(あーちゃんは2年生)なので、
双方合わせて10~15分くらいである。
『AI vs 教科書が読めない子どもたち』
ベストセラーとして巷で話題になった本で、
新井紀子さんの『AI vs 教科書が読めない子どもたち』がある。
新井紀子さんは、東大に入れるロボットを作る『東ロボくん』プロジェクトを
研究されていらっしゃる方。
その研究の最中で、受験生の読解力の無さが判明し、本書で警鐘を鳴らしている。
「この問題なら余裕で出来るでしょ」
と思っていた問題を、受験生の大半が間違えていて、
AIと戦うどころの話じゃない、という話。
『週刊 東洋経済』でも、新井紀子さんの特集が組まれていて、
AI時代に必要な力として”読解力”が取り上げられている。
また、埼玉県戸田市でこの新井紀子さんのリーディングスキルテストを取り入れ、
読解力を伸ばす授業を取り入れたところ、
多くの生徒が他の科目のテストの点も伸びたことが書かれている。
私の中で、ここで書かれている話と、
あーちゃんの上段で書いたあーちゃんの様子がすべてリンクした。
普通に学校の国語の授業を受けていても、読解力はなかなか身につかない。
なぜなら、雰囲気で解けてしまう問題が多く、
本当に理解しているのかどうかが、学校のテストでは分かりづらいから。
子どもが自律的に学習を進めていけるようになるために、
必要な親のサポートは何か、を考えた時、
この”読解力”は、最小限であり最重要なサポートポイントのように思えた。
きちんと文章が読める、というのは、
算数・国語・英語・社会・理科、すべての基礎だ。
◇◇◇
『おうちの宿題』は、あーちゃんが学校の宿題をやるタイミングに合わせ、
学校の宿題の後にやっている。
『「宿題やった?」じゃなくて「9時に寝るよ」』で書いたとおり、
宿題をやるタイミングは、本人に任せているので、
だいたい朝になることが多い。
夕食後の時間は、親子の対話の時間にあてている。
ゆっくり皆で話したり、ボードゲームやったり、TanQファミリーの実験やったり、
映画を見たり、早めに布団入って絵本読み聞かせたりしている。
夕飯までは、友達と毎日遊んでいる。
毎回、『おうちの宿題』を試行錯誤するたび、
「これでいいのかなぁ~」という思いはつきないのだが、
今回は、この時間配分、私の干渉の匙加減は、
現時点で、ベストマッチだと思っている。
はる君もマンションに友達が増えてきつつあって、幼稚園後に友達と外で遊ぶようになって大助かり。