なんだかやることが多くて、頭の整理がつかなくなってきたので、現実逃避も兼ね、今年一年を振り返ってみたいと思います。
1月 新作狂言の発表。評判は結構よかったけど、まだまだ未完成の部分が多く、来年是非再演をして、より良い演目に仕上げたいものです。
そういえば、童舞の練習の様子をNHKに生中継してもらったのも、1月でした。簡単な話と聞いてうけたものの、かなりの長時間拘束され、一日練習できなかったことが後々まで響いたけど、この日のおかげで子どもたちがぐっと近づいてくれて楽しんでやってくれるようになったのでよかったとしよう
あ、市報にインタビューが載ったのも1月1日号でしたね。
2月 アメリカ公演、今年の一年はこれに尽きるところがあります。
外国嫌いで、一生行くことのないと思っていたアメリカに、まさか狂言でいくことになるなんて、、、
でも、ほんとに楽しかった。大雪でくそ寒かったのも今では良い思い出。そして、向こうの人の優しさ、心の広さ、ユーモア、日本人にはないものをたくさんもっていたし、向こうの人たちにはないものを日本からもっていけたかな☆
https://www.youtube.com/watch?v=uhuPK2L2_Hg
3月 6回目の山寺コンサート、無事に童舞の復元ができたことが大きかった。まあ、正直ぼろぼろではあったけど、芸短の学生さんに素敵な装束を作ってもらい、こどもたちもかわいらしかったので、初めてにしては上出来だったということにしたいと思います。
4月からは、本当に今までないくらいにいろいろな方とお会いさせていただき、とても多くのことを学びました。今まで全然無知だったことを再確認させられました。そして、できたご縁でいろいろなことが広がっていっています。
毎年させていただいている県立大学での授業も少しずつ慣れてきました。
5月にはルネッサながとで開館15周年と銘打ち、山口県内の無形文化財に指定されている団体を集めた公演があり、ここでのご縁も来年以降大きな財産となると思います。
6月に入っても学校での公演や授業、クラブ活動等々で多くの子どもたちに狂言のことを伝えることができました。とにかく伝えることがへたくそで、もう少しわかりやすくできればいいのですが、それはこれからの課題です。
7月はほぼ山口薪能の準備のための一か月でした。初めての試みもあり、かなり苦労しました。でも、これも本当に次につながる苦労だと確信しています。
この月からこども狂言教室が始まり、12人の小学生が集まってくれ、10月の発表に向けて練習を始めました。
8月は山口薪能にはじまり、世界スカウトジャンボリーにも多く関わりました。
プライベートでは初めて甲子園に行ったのは本当に楽しかった思い出です☆
9,10,11月はほぼ毎週のようにいろいろなところに呼んで頂き公演がありました。もう書き出すときりがありませんので割愛します。
11月には定期公演があり、多くの方に足を運んで頂けました。
12月にふたたびルネッサながとさんで公演と講演を中四国公立施設の事業担当者や館長さん方の前でさせていただきました。現時点でいくつか公演のお話をいただいていますが、山口県外ではほぼ無名だった鷺流狂言を知っていただく機会となり、その土地土地の衰退していっている伝統芸能団体の刺激となれるようできうる限り足を運ばせてもらおうと思っています。
そして、最後に大きなトピックス、日本ユネスコ協会連盟様よりプロジェクト未来遺産2015に登録していただきました。未来に残したい文化と自然を対象としたもので、カヤネズミと一緒に登録してもらえたことはなんとも面白い世界だなと思いました。
後半、完全に殴り書きになりましたが、年間30以上の依頼を頂いて公演をさせていただきました。
来年は山口に鷺流狂言が伝承されて130年という節目を迎えます。そこで何ができるか、まだまだ何も決まっていませんが、地域の方に支えられて今日があるということをしっかりと胸に刻み、恩返しができるよう、また、皆様の娯楽として楽しんでもらえるものであり続けられるよう来年もひとつ、頑張らねばなと改めて思っています。
さ、そろそろ片付けることにちゃんと目を向けようと思います。
最後まで読まれた方がおられましたら素晴らしいです(笑)