「奨学金」地獄
おはようございます。綾です。今日はこの本。 「奨学金」地獄 (小学館新書) Amazon 奨学金は私も借りました。2,265,000円也。もう返し終わりました。私の周りは奨学金を借りる人が多く、あまり深く考えず奨学金を借り、それほど苦労せず返し終わりました。ところが今の奨学金というのは昔とは違って、完全にローンの様相を呈しているそうです。私は日本育英会で第1種奨学金を借りており、無利子でした。でも今の学生支援機構では有利子の奨学金が多いそうです(もちろん貸与)。そのうえ、親世代の収入が減っていて、仕送りが減っているので、学費や生活費を出すために奨学金を目一杯借り、アルバイトをして何とか大学に通っている子も多いとのこと。大学の学費も上がり続け国立大学といえども初年度は学費だけで100万円近い金額がかかります。高校を卒業した子のアルバイトでどうにかなる額だとは到底思えません。大学を卒業してもきちんと安定した給料をもらえる正社員になれるとは限らず、非正規だと返済もままなりません。それに滞納したらブラックリストに登録され、債権回収会社が介入、その後裁判所の手続きに入ってしまうそうです。かといって、大学に行かず高卒で就職するのも相当大変です。日本はどこまでも若者に冷たい国ですね。こうなってくると貧乏人はずっと貧乏のまま。なんだか夢も希望もあったものじゃない社会になってしまいます。奨学金を昔借りた人も、良く知らない今の奨学金。もっとみんな関心をもって、こんな由々しき事態をどうにかしなければと思います。それでは、今日はこのへんで。良い一日を。