ネトウヨの夢を実現させた行動力ある男性がISISというシリアのテロ組織に拘束された。
民間軍事会社を立ち上げ多くのコネクションを持ち、戦地での自衛隊への武器搬入を目指した志の高い、引きこもりの男性ネット右翼の妄想を実現させた英雄なのだ。
油田の奪回作戦というミッションの指揮を執り自らも戦闘に参加するという日本男児の鏡(ネトウヨのあこがれ風)ともいうべき存在なのだ。その矢先の最前線での拘束。
しかし現実の世界、あれほど尊敬していたネトウヨの神、棚母田氏は「無関係」とけんもほろろに言い放った!一緒に握手して映ってる、しかも例の男性に「実際会ってみて本当にいい人でした」と言わしめている男性に対し「覚えてない」。しかも2度も名前を間違えている。覚えてなくても日本人として、自分を信奉していた人間に対し安否を気遣う言葉もない。所詮「軍国主義者の偉い人」はこんなものだ、散々たたえ持ち上げながらいざとなるとわが身かわいさに無関係を装う。
しかし信者のネトウヨは「棚母田氏はむしろ気遣ってるからこそ無関係を装ってるのだ!日本の右翼の重要人物と親交があると知れればすぐ処刑されてしまっただろう!そしてネット検索してもその関係が明らかにならないようにわざと名前を間違えて見せたのだ!これで湯浅氏の延命が保証された!すでに棚母田氏子飼いの自衛隊空挺OBの傭兵部隊が入国しているに違いない!」と語る。
しかしネットを使いこなすテロ組織がそんな幼稚な手に引っかかるだろうか?それでいて最初は朝日新聞の記者(アサヒ関連雑誌のカメラマン?)がネットで別の一般人同士の噂話の範囲だろと思いネットの情報で「その人は民間軍事会社の顧問だよ」と書き込んだことで「人殺し!」「責任取って切腹しろ」「殺人ほう助だ!」の大合唱、民主党の有田氏も棚母田氏と湯浅氏の握手写真をアップしたことで非難を浴びている。「集団的自衛権がもっと前に確立していれば、こういう日本人の救出作戦に自衛隊が参加できたのに左翼のせいで人が殺される!責任を取れというのだなんたるクレーマー根性。むしろISISのほうがまともな事を言っている「我々は日本で彼を誘拐したのではない。彼が海を渡ってやってきたのだ」これは日中戦争時の中国兵の便意兵・ゲリラ兵の「卑怯な作戦」と非難するネトウヨにも言えるが、日本国内で中国兵や中国民間人がテロを起こしたわけでなく中国で起きたことなのだ。この道理すらネトウヨはわかっていない。
しかしISIS「イスラム王国」は残忍な処刑方法で知られている。これで日本国内の死刑肯定派もいかに死刑が理不尽で残忍な刑罰か理解できると思う。
ネトウヨのブログも今回の件ではショックを隠し切れないのか沈黙を守っている。
しかし私も議員として彼の救出に全力を尽くす方針である。既に「九条義経隊」ともいうべき平和的ネゴシエーター部隊が到着し交渉を始めている。武力よりも話し合い、愛が勝つかここが正念場であろう。シリアのみならず日本のネトウヨが目を覚ましまともな社会人になることを望んで。