アルジェリアの人質事件。日本人犠牲者10人という痛ましい結果に終わった。
ネトウヨは早くも「ゲリラから『日本人』を指定して殺した!フランスの有名人が『憲法9条があって無防備で報復の恐れがないから日本人が狙われた』と書いておる!だから憲法9条なんて無くすべき!」という意見がある。
何をか言わんか全てデマである。このような情報に振り回されて「国防軍創設」「海外派兵ができる軍隊」を目指そうというのが彼らの考えだ。
ここのコメント欄に書き込みに来られる多くのネトウヨの方々。ブログアクセスを上げてくださるし、考え方を尊重しなるべく削除しない方針でしたが、昨今余りに他のコメンターへの誹謗中傷や犠牲者を馬鹿にするなど不謹慎な書き込みが多くなり、このブログの管理責任を問われることとなりかねないためひどいものは削除する方針だ。
例えばアルジェに派遣された日本の会社員の「派遣」の部分を取り上げて、「死んだ奴らは正社員じゃないから死んでよかった。死んでいい人間をアルジェに送ったのだ」。
全く不謹慎極まりない。これで日本の軍事化の世論の風を吹かそうというのか。
奇しくもアルジェ事件の直前、某メーカーのリストラで「辞めるか、治安不安定な内戦の国に出張するか」言われた社員がいると話題になった直後にこの事件である。
リストラさせようとする企業には良い追い風になったに違いない。
「会社は本気だ」と。
真珠湾攻撃直前、(真珠湾は卑怯な奇襲か、大使館の翻訳が手間取ったとの説があるが)アメリカでは既に日本が最初に攻撃を仕掛ける可能性があるのはパール・ハーバーだと認識していた。
当時の大統領であるルーズベルトは「破壊させても惜しくない戦艦をパールハーバーに終結させよ」と司令を出したという。所謂「ルーズベルト陰謀説」である。
ネトウヨたちは安倍総理が尖閣・竹島をにらみ自民党への追い風に利用しようと「死んでも良い派遣社員」をアルジェに行かせてゲリラに情報を流し、事件を起こさせまず「憲法9条の改正(改悪)」に役立たせよう安倍閣下万歳!天皇陛下万歳!。
そのコメントは余りに不謹慎と感じたので削除させて頂いた。
単純に個人的ブログの品位を保つためだけではない事をご理解していただきたい。
平和を愛する日本人ならこのようなデマには振り回されまいと私は信じる。