日焼け(日光)と老化
この日本抗加齢医学会で、ショッキングな写真・・・・・・・・老化の原因には紫外線、たばこ、ストレスなどが言われています。特に紫外線は肌老化に対して最も影響するものだと言われ、皮膚の老化の80%が紫外線の作用によるとも言われています。彼の左の顔の変化は病気ではありません。光老化なのです。これは、The new england journal of medicineという医学誌に掲載されているもので、Jennifer R.S. Gordon,先生とJoaquin C. Brieva先生によって2012年の4月に報告された”片側性皮膚日射病”という論文です。皮膚日射病とは紫外線の影響で生じる皮膚の老化で、Favre-Racouchot syndrome ともいわれます。何でもこの人はアメリカのトラックドライバー、69歳、男性で、トラックの運転を28年間ずっと続けているうちに、こうなってしまったとのことです。アメリカは左ハンドルですから、左ばかりに日光が当たるのです。で、左側だけ光老化が進んでしまい、光があまり当たらない右側は普通の老化です。比較してみると左側の顔はすごいですね。皮膚(角質層)が厚くなって、深いしわができています。光(紫外線)の影響が皮膚のどれだけの影響を与えるかが証明されたわけです。紫外線の影響でここまでなるとは・・・・私もよく車を運転しますから、右側だけ老け顔なのでしょうか?後ほど検証したいと思います。治療はとにかく予防につきます。日焼け止めはもちろんのこと、米国学会のガイドラインでは10時から14時までの外出は禁止することも勧められています。そして、ビタミンA(レチノイド)も効果的です。スキンケア用品でもビタミンAが含まれているものも増えてきました。私の個人的あおすすめはエンビロンのシークエンスシリーズです。ちょっと高価なのですが、治療経験から効果は絶大に出ています。メディカル化粧品なのでクリニックに行かないと手に入れられませんが、一般の化粧品とは明らかに違うので試してみる価値大です。