終わり方が難しい 2 |        嶺 茶屋

       嶺 茶屋

日々、起きる事柄に思う心の内をぼそぼそと独り言

実家の父は闘病が長くて
もう 30年くらい

最初は心不全と心筋梗塞(糖尿)
そこから何回も命を掬い上げてもらって
この夏の入院では 余命宣告

糖尿から全盲になる前から
病院の送迎は担当していたけど

どんどん小さくなっていくのを実感する



数年に一度の入院の度悪いところが見つかるけど
こんなにたくさん病を抱えていても
80歳過ぎまで生きるものなんだなぁ
と感心したり 

果たして 生きるとは
生命活動を行うだけの事ではないのかも知れない
見たり聞いたりが不自由になって
生きる楽しみを見出す事が出来ているのか
と考えてみたり



健康とまではいかなくても
自由に自分で動いて 趣味の釣りやなんかが出来る
そんな老後の予定だっただろうにね

脳梗塞では言語の機能が悪くなり
その頃には肺癌かも知れないものも見つかり
糖尿が進行して開胸も出来ず
温存して MRIに通う時には変化なし

通うのやめた年に大きく成長してた肺癌

「見る限り 後2年ですかね」

そして近頃では
血液検査の結果で
心不全の値が上がって来ています
との事


出来れば
眠るように と思っていたけど

どうやら
肺癌か心臓(心室頻脈系?)だと
眠るようには無理かも知れない



眠るように
とか
草木が枯れるような
とか


そんな風なのが良かったのだけど

そんな風には難しいかも知れない


人生の終わり方
難しいね