「記録に残る」と「記憶に残る」は、
似て非なるところがある。
記録に残らなかったために
長く記憶されるだろうニュースが米大リーグから届いた。


完全試合とは、打者を一人も塁に出さずに勝つことをいう。
投手の大勲章で、大リーグ史上でも20回しか記録がない。
タイガースのガララーガ投手は9回2死まで走者を許さず、
あと一人に迫っていた。


「最後の打者」は内野ゴロを打つ。
誰もがアウトを確信したが、まさかの「セーフ」に偉業は消えた。
録画を見ると明らかな誤審である。
審判は非難の集中砲火を浴びた。
だがガララーガ投手は彼をかばった。
「完全な人間はいない」という言葉がいい。


次の日、球場でさめざめと泣く審判の肩を抱いて、
握手を交わしたそうだ。
「審判も間違える」ことを前提にゲームが成り立っているのを、
よく分かっているのだろう。
ずいぶんと男を上げたのではないか
 
  ~天声人語 2010年6月8日 引用~



こういうときにこそ、人間の度量が出るもので。


ピンチで笑えるか。
そこで許せるか。


記録よりも、みんなの記憶に残る
そんなビジネスパーソンでありたいと思います。


興味深いコラムを見つけました


------

歓送迎会の時期は憂うつだ。
飲み会の後はカラオケへ。
そんな流れがいつからできたのだろう。


私はカラオケが大の苦手で大嫌い。
歌が下手だし、感情をこめて歌うのが恥ずかしい。
カラオケでは歌唱力のみならず、
選曲で流行の知識やセンスも試される。
仲間内で同じ時間を共有し、いったん室内に入れば
先に帰るのも気が引ける。
密室で、まさに「空気を読む」空間である。


先輩が懐メロを歌おうものなら、
若手は興味がわかなくても飲食をやめ、
全力で盛り上げなければならない。
忠誠心が試される一種の踏み絵だ。
私はタンバリンを振って楽しんでいるふりをする。
歌えと言われれば、最近の曲は知らないので、
昔のアニメソングを歌うことになる。


カラオケとは「空オーケストラ」の意。
日本人が発明したと聞いて納得した。
戦国時代の茶室と似たところがあるのだろうか。
欧米にはない、気遣いを重視する文化の象徴だと思う。


料金設定がリーズナブルで、今や中高生の格好の娯楽だ。
生徒には「流されるな」という私。
歌いたいたくない人に歌わせるな、
そう声を大にして言いたいけど言えない。
大勢で騒ぐよりじっくり話し合いたいのは私だけではないはずだ。


学校の先生は歌がうまい人が多いと最近気づいた。
やっぱり私はダメ教師なのかも。


 朝日新聞「男のひといき」引用
---------


わたしはカラオケが好きですが、
ときどき「オレここでなにやってんだ」
みたいな感覚に襲われことがあります。
なのでこの教師の方の気持ち、よくわかります。


たしかに場の空気 流れ 季節感etc

カラオケにいけばセンスがなにげに把握できますよね


「たかがカラオケ されどカラオケ」


粋にはじける技、

身につけたいなぁと思うお年頃でございます。







-----
「小さいころ迷子になった思い出を
 <ぬくもり>という詩にしたいけど、
 うまくまとまりません。どうすればいいでしょう?」


女子生徒が、詩人の谷川俊太郎さんに
おずおずと質問すると、谷川さんは
「それじゃ一緒に作っちゃおう」と、
すっとホワイトボードの前に。


「えーっ、いいなあ!」
ほかの生徒から声が上がった。


「迷子の君を迎えにきたのは誰?」
「その時、お母さんの様子は?」
谷川さんは次々と質問し、
答えをボードに書き並べてゆく。


 泣きながら しがみついた
 お母さんは おこってた
 姉ちゃんは 私に言った
 「どんくさい!」
 うれしいけど 腹が立った
 三人で手をつないで 歩き出した
 手があたたかくなった


それだけで「ぬくもり」が伝わる詩になってしまった。


~驚きは当たり前の中に~ 引用
-----


谷川俊太郎。
彼の詩 好きです(^^)


そういえば今日電車で
ポスターにいい言葉が。
JTだったかな。


 正しい方はつらい。
 だから迷う。


心にしみました


神奈川新聞の

三木さん 田中さん ありがとうございました!

さっそくブログにアップさせていただきます。


パワフルストレングス(PS)な考え方

経営者のみなさんに浸透してもらえれば嬉しいです。

がんばりまっす。


京都出身の三木さん 東大阪出身の田中さん

関西コミュ作りましょうねニコニコ



心に残るこもれ話をお贈りします(関西風味)


先日、自宅でひとりお昼を食べておりました。
(起業してからひとり家飯が多いんです)


「玉子焼いて~ 納豆かきまぜて~ いいともつけて~」


なんてひとりつぶやきしておったのですが(^^)
食後、炊飯ジャーの中のご飯もなくなり、
保温にしてても意味ないよねと
わたしはジャーのオフボタンを探しておりました。


「あれ?」


探せども探せどもオフボタンが見つからない。


「どこなの?オフボタン君」


メニュー。押しても違うし。
取消。いやいや 取消じゃないの。
電源切るなの。いわゆるほしいのはオフボタンやねん。


ジャーをひっくり返したりしたものの見つからない
なんでオフボタンがないの。
仕方がないので次女にケータイしてみました。


わたし
「ジャーのオフボタンてどれ?」


次女
「はい?今忙しいの。あるって。適当に押したらいいやん」

プープープー。


切られました。
そらそうやんな。


「しゃーないからコンセントごと抜いとこか。
 でもタイマーとかあるしな」


再度次女にケータイ^^;


わたし
「コンセント抜いていいの?」


次女
「もーまだやってるん」


わたし
「ていうかオフボタンないし。抜くしかないやん」


次女
「コンセント?
 あかん。時計狂うし。ボタンないの?」


わたし
「ないねん。取消とかあるけど」


次女
「それやんそれ。押しといて」

プープープー。


いやいや、取消ちゃうっちゅうねん。
したいのは電源切るやねん。


電源入ってるのを取消すってこと?
そういう解釈なのかい?
うーん 納得いかない。
ていうかみんな不思議やと思わないのだろか?
これが炊飯ジャー業界の常識?


タイガーさん
電源切る=取消ボタン
これはやっぱりおかしいと思いますのですが。
わたしだけでしょか。


ピュアなわたしを惑わしたのはこいつです(^^)


心に残るこもれ話をお贈りします(関西風味)



起業して1ヶ月。

なんと1回も書けずにここまで来ました^^;

今日という今日は書きます。



 飛べないから、飛行機が生まれた。

 会えないから、電話が生まれた。

 寂しいから、歌が生まれた。



正月の新聞に坂本竜馬の写真があり、

その横に書いてあった文です。


竜馬が言った言葉じゃないけれど

彼が言いそうな言葉だと思いませんか。


「外でも電話したいから、ケータイが生まれた」


「電話じゃ迷惑かもしれないから、メールが生まれた」


「もーっと歌いたいから、カラオケ屋が生まれた」


便利な世の中になればなるほど、

ニッチな○○したいからに応えられる

よりニッチなサービスが出てくるわけで…


「納豆にかける子袋をちぎるとパシャっとタレが手につくから

 つかないようにキレやすい切れ目をつけたタレ袋が生まれた」


「切れ目の入ったタレ袋にしたって、やっぱりあけるときに

 パシャってタレが手につくんだから、それやったらいっそのこと

 固形タイプの納豆タレにしてかきまぜると液状になるようにしようや

 と固形タイプのタレが生まれた」


あ~~。ニッチすぎる。ていうかこまかすぎる。


ここらで一発、どでかい「○○したいから」

に応えられるような、なにかを生み出したいものです。