奇跡 | 車中泊仕様のハイエースで・・・

車中泊仕様のハイエースで・・・

車中泊仕様のハイエースに家族を乗せて、遠くに行くのが趣味の親父のブログ。


最近

こげんな偶然有るとか?

ってくらい悪かことが続きました。

その中で一番辛かったのはばぁばのこと。

いつも笑いを提供してくれる膀胱癌闘病中のばぁばが

4回目の救急車で入院。

今まではその度に見事な復活を果たしてきたので

今回も絶望より希望の方が大きかったです。

今までは直接膀胱癌の影響での入院やったんですが

今回は転倒で頭を打ってました。

駆けつけると集中治療室に通され

意識は有るものの

息子である自分のことも分からないような状態でした。

が、これは“せん妄”という状態で、

一時的なものであると看護師から説明され

チョット安心して仕事に戻りました。

が、仕事に戻って直ぐに自分より少し遅れて駆けつけた妹から電話。

ばぁばがヤバいげな

と涙声。

直ぐに病院に戻り主治医の話しを聞くと

頭部に内出血が有る。

けどそれより重篤なのは尿が出ていないこと。

いつ逝ってもおかしくないと。

具体的な残りの時間を聞くと

持って1ヶ月

但し腰から管を入れて尿を出せるようにすると余命は延びると。

その手術の準備は既にさせてます。

ただその手術をすると今までと同じような生活は出来ないこと。

それが本人にとって最善の策なのかは分からないと。

以前に腎臓から膀胱に管を入れる手術をする前に同じ決断を迫られ

その時は迷わず延命する方向でお願いしました。

でもその後の経過が良くなくて

ばぁばの精神状態も悪くなり

一緒に生活している知的障害が有る姉ちゃんにも辛い思いをさせました。

悩む時間も無く

主治医と看護婦の前やけど涙が止まらず

涙ながらに延命無しの決断をしました。

死にたくない長生きしたい思いが強いばぁばに

その決断をしたことを一生後悔するやろうって思いながらも、

生きとって欲しいって思いでばぁばや姉ちゃんを苦しめるなら

自分が後悔する方を選びました。

同時に映画やドラマのようにはいかんと思うけど、

最期を迎えるその瞬間には一緒に居ってやりたいと伝えました。

個室なら付き添いって形で家族も泊まれるので

それが叶うかもしれないとのことでした。

で、昨日

出張からの帰宅中に病院から個室に移ったとの連絡

覚悟を決めないかんとかいな?と

ドン底の気持ちでした。

けどその日に病院に行くとばぁばが安心して逝ってしまいそうな気がして、

家に帰ることにしました。

一旦事務所に寄り家に向かって運転中に主治医から電話

絶望の気持ちで電話に出ると

なんと、ばぁばの意識が戻った!

今まで点滴やったけど

ちゃんと口から栄養を採ってますと。

そして何より尿が出はじめたと。

先日お話しさせて頂いたのは尿が出ないことが前提でしたので

その前提が無くなりましたと。


さすがは不死身のばぁばやん。

直ぐに妹に電話。

妹も涙。

帰って嫁とチビに伝えて涙。

そして今日妹と姪っ子とばぁばに会いに行ってきました。

昨日から発熱してインフルの疑いの有ったチビと

そんなチビを一人置いて行けない嫁が来れなかったのが残念やったけど

病室からテレビ電話で話しました。


ステージ4って言われてからもうすぐ3年

これからも奇跡を起こしつづけてくれると思います。