昭和ヒーローの勇姿、町山さんのお言葉 | アンチアグネス同盟

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 今回も昭和ヒーローと改悪の話題です。
 塚田英明さんと坂本浩一監督にも昭和ヒーローを子供たちから嫌われるように仕立て上げる愚行はやめていただきたいです。僕は、塚田さんと坂本監督の事をクリエーターとして、心から認めています。僕は「仮面ライダーフォーゼ」にかなりハマっていましたし。「フォーゼ」以外にも「デカレンジャー」、「ゲキレンジャー」、「パワーレンジャーSPD」、「フォーゼ&オーズ」も大好きですし、「仮面ライダーW」と「ウルトラ銀河伝説」も割と好きです。ですから、昭和ヒーローの改悪のような無意味な愚行はもうやめていただきたいですし、また、あのような馬鹿な事をやった場合、観客から「またかよ」と思われるだけです。

 スカイゼルとグランゼルは「キョーダイン」の最終回で人々を救う為、何の見返りも求めずに自らの命を投げ出して、ガブリンに特攻しています。オリジナル版アクマイザー3も最終的には、オリジナル版キョーダインと割と似た感じの末路をたどっています。僕は、軍国主義も石原慎太郎も嫌いですし、神風特攻隊の生き方を誰にも押しつけたくはありません。しかし、誰かを守る為に自らの命を投げ出した人に対して、「嫌い」、「胡散臭い」、「あいつには裏がある」、「今のガキどもがお前を嫌いになるように仕向けてやる」、「お前なんか座薬頭のフォーゼに倒されろ」だの言う権利は誰にもありません。
 町山智浩さんがあるラジオ番組で以下のような事をおっしゃっていました。

 本当のヒーローっていうのは、何かに変身できる人の事でも特別な力を持ってる人の事でもないんですよ。本当のヒーローっていうのは、見ず知らずの誰かの為に無償で命がけになれる人の事なんですよ。今の日本の映像作品は、個人主義ばっかり賞賛してるからダメなんだよ。友達と家族と恋人を大切にできるのは、当たり前じゃねぇかよ。親しい人すら大切にできないのは問題外だよ。

 上記のお言葉には、本当に重みがあります。近年の東映が昭和ヒーローに対して行っている愚行は、「ギャバン」に七色仮面を極悪人として登場させるようなものですし、滝和也がアラーの使者に向かって、「お前の母ちゃんでべそ」と言うようなものです。ロボット刑事Kを悪徳ロボット刑事として復活させたら、Kのスーツアクターだった金田治監督も黙っていないと思います。無償で命がけで人々の為に戦った、気性の真っすぐな昭和ヒーローを嫌う事は問題外です。