緊急事態宣言 | xyavのくしゃくしゃブログ

緊急事態宣言

再びコロナの感染拡大が緊急事態に至った、と政府は発表しました。
感染が始まった昨年の春に1回目の宣言がありましたが、これは
自粛の努力により一時的な鎮静化が見られ、いったん解除されました。
そして今回の2回目は想定外の拡大となった為、と理由が述べられましたが、
ではどのように想定していたのでしょうか。
1、感染の拡大防止
2、医療体制の充実
3、経済活動等の支援
経済活動を活発に行えば、ある程度の感染拡大が起きると考えられますので、
その感染者数等を想定し、準備しつつ、それを超えれば引き締めに転ずる。
一見、その通りの対応ができているようですが、本当にそうでしょうか。
記者会見では、ひとりひとりが注意する、事が求められ、時短等に対する補償は
充分でないため守りたくても守る事ができない状況に追い込んでいるのに、
罰金や店名公表で被害者を加害者扱いしています。
GO TOキャンペーンによって自粛緩和、経済重視の姿勢をとった為に感染が広がったのに、
その一方で、医療への支援を怠ったことでひっ迫して宣言を発出せざるを得なくなった。
生活のために経済を回そうとすることには賛成ですが、同時に、その方向性は感染を広げる
のですから医療支援も手厚くしなければなりません。
広げるだけ広げてもしそれを怠ったのなら失政です。
では感染者数はどれくらいでしょうか。
米国2000万人、欧州各国200万人、日本は20万人ですので、医療支援を行えば、
対応は可能な気がします。
医療へ対応を丸投げしながら支援は不十分だからひっ迫している。
日本の感染はけた違いに多い、のでなく、けた違いに少ない。
宣言の名称は緊急事態だと言いながら、その当の本人、政府自体が通常の範囲の対応しかせず、
自治体、医療現場、各国民に対応を丸投げしてしまっています。
政府には通貨発行権があります。
自治体、医療現場、各国民にはありません。
ないというより、政府に委託しています。
であるならば、通常の事態でなく緊急の事態なのですから、生活の現場と医療の現場の双方に
政府はもっと支援すべきです。
米国は100兆円の予算を準備し、次期大統領はさらにこれを上積みすると報じられています。
日本は、10兆円の予算を準備したのに使おうとせず、逃げてばかりいます。