原発 の 利権 | xyavのくしゃくしゃブログ

原発 の 利権

原発は燃料棒と言う核燃料からエネルギーを取り出している。


この燃料棒はウランのペレットと言う1cmの小さな塊を寄せ集め これを被覆管と言う保護金属で覆ったモノである。


この僅か1cmのペレットたった一つから 何と一般家庭の8カ月分の電力を発電できると言うのだから想像を絶する大きなエネルギーを取り出せる。


ウランの価格は1kg1万円と言うのだから 1cm1gならたったの10円であり、電気事業は原子力発電を行えば原価はゼロに等しい事となって莫大な利益を生む巨大産業となっている。


そしてこの利益が利権となって原発を推進する源泉となっているのだが、実は何も推進するモノだけに利益があるのではない。


原発がこのような事故を惹き起こす危険がある為にその反対する勢力も大きく 推進するためにはその反対勢力に打ち勝とうとする為に様々な 「対策」 が必要となっている。


つまり推進する者にも利権ができ 反対する者にさえ利権ができてしまっている。


このように巨大な利益が本来であれば安全に対する 「対策」 として投資されなければならないのに、利権に群がる亡者に貪り奪われてしまって他に使われ徒花に消えている。


この構造さえ改革するならば安全を確保する事は可能だ。


防潮堤を築くことも非常電源を確保する事も技術的には何の問題もないはずで ただ利権を許さない工夫が必要なだけである。


その為には電気料金を全額事業者に支払うのではなく 一定分を安全対策費用として また事故時の補償費として別途積み立てる事も方法として有効だと考える。