停電の混乱が波及している | xyavのくしゃくしゃブログ

停電の混乱が波及している

リーマンショックまでの好調な世界経済を牽引したのは最大の需要項目であった米国の消費だった。


これが冷え込み今後の成長に暗い影を落としている。


新興国は米国向けの生産やサービスを行う事で成長すると言う戦略を描いてきたからだ。


同様の事が日本の国内で起きている。


今回の震災で直接の被害が大きいのは東北だが、首都圏は原発の停止による停電で消費が停滞している。


関西や西日本には被害がなく復興に重要な役割を期待されようが、実は全国の地方には充分な需要がなく首都圏へ向けて生産やサービスを行ってきた面が大きい。


これが計画停電で根底から戦略の立て直しを迫られており とても国全体の経済を牽引する力など無いように感じる。


いや今行われているのは計画停電ではなく 無計画停電である。


これをせめて曜日毎、時間ごとに対応可能な計画の立てられる方法に改善し実施しなければ 現在のようなまったくバラバラなスケジュールでは日本中が東電によって押し潰されてしまい、とても復興どころではなくなってしまう。


東電は是非西日本の経済も東京への依存度は相当に高い事を考慮しなければならない。