なぜ政府は借金するのか(ストック) | xyavのくしゃくしゃブログ

なぜ政府は借金するのか(ストック)

ストックは資産と借金の姿で決算の貸借対照表。
ぜひ政府も複式簿記を導入してフローとストックを管理しなければ国債の発行も減らしにくい。


家計資産 1400兆円  企業資産   800兆円 
政府資産  500兆円 国内総資産  2700兆円


家計負債  300兆円  企業負債  1100兆円 
政府負債 1000兆円 国内総負債  2400兆円


国内純資産 300兆円 = 対外純資産 300兆円


フローの 「移動するだけで収入と支出が一致する」 と言う点も ストックの 「国内純資産と対外純資産が一致する」 と言う点も 共に経済の仕組みの根幹だが、これが抜け落ちた議論しかされない為に 「借金を減らす方法」 が逆に増やす事になっていく。


国内総資産と総負債の差額が純資産で300兆円(260兆円)しかないので竹中さんも  「50~100兆円も国債を発行すれば3~4年で負債が上回ってしまう」  と経済専門家、と言うより責任者にあるまじき根幹の仕組みを無視した発言をされますが、日本は30年連続経常黒字国で19年連続純資産が世界最大で2位中国の2倍だ。
今や純資産自身からの受け取り利子によって純資産が雪だるま式に膨らんで行っており、受け取り利子は貿易黒字を遥かに上回っている。


貿易黒字は円高や不況で減少するかも知れませんが受け取り利子は減りにくく純資産は膨らむ一方で、実はこれこそが世界の主要20ヶ国の信用不安の原因であり、G20の借金問題だ。
借金は必ず貸し手があるはずでそれこそが日本であり、それが「例外」の意味に他ならず通貨はマスマス独歩高となって行く。
他の国の2倍だから例外なのではなく、借り手の借金元利が雪だるま式に膨らみ、貸し手日本の純資産元利が雪だるま式に膨らむと言う例外だ。


純資産は負債と資産の差額で資産が増えれば、つまり貯蓄に励めば誰かの(今は政府しかない)の負債が増えるだけの事で、国債上限44兆円と言ってるので資産も44兆円増えるが経常黒字は20兆円なので計64兆円資産は増え、もし60兆円国債を発行すれば80兆円資産が増えるだけだ。