戸別補償とは | xyavのくしゃくしゃブログ

戸別補償とは

戸別補償は全ての農家が対象ではなく、米、大豆、小麦の穀物生産農家が対象である。
全国内農産額8兆円の内、対象農産額は2兆円しかない。
ここへ1兆4000億円を投入しようとしている。
何が起こるのか。
それは明白である、弱体化だ。
戸別補償は黒字農家には支給されない。
赤字農家に対し赤字分を支給する仕組みである。
EUでは生産面積に対し支給される事は以前に紹介した。
赤字を出しても補償される、黒字を出しても支援がない、これで弱体化しないほうが可笑しい。
さらには別の農産物へ弱体化が波及する。
野菜を専門に生産している農家は努力して利益を上げているが、穀物生産農家が野菜も生産するようになり補償金を原資にダンピングをする。
2兆円の事業規模の農家へ1兆4000億円の補償をすれば間違いなく農業が歪な姿へ変質する。
農水省はまた小麦を食い物に利権を拡大している、次回。