子供手当ての2 | xyavのくしゃくしゃブログ

子供手当ての2

子供手当ては所得再分配である。
つまり誰かの所得を子育て世帯に移転するものだ。
その仲介を政府が行うが要するに口座から口座へ資金が移動する事になる。
移動に伴って何か具体的な活動、生産、雇用などは全く発生しない。
途上国を支援する場合様々な支援が考えられるが 望ましいのは途上国に雇用が生まれ自立できるような援助が良い。
政府が国内でお金を使う場合も それに伴って雇用が生まれ国民が自立していけるような使い道が望ましい。
子供手当てによって出生数が増え 子育てに活用され雇用が生まれ需要が創出されて経済が自立すれば最高だ。
しかし果たしてどうか。
政府は莫大な予算を用意せねばならずそれは全て結局国民が負担する。
それが何ら経済の自立に結びつかないのなら賢い使い道ではない。
幼稚園、保育所、託児所を整備して待機児童をなくし産婦人科や小児科の支援を行って社会整備を進めホンモノの子育て支援を行えば直接生産雇用が生まれて経済が自立する。
将来の経済に明るさを見出せば出生も増える。
子供のある家庭はある程度経済的に恵まれた家庭が多い。
子供が多ければその経済力も大きいだろう。
そこへ大きな援助を行おうとしている。
1500万円の手当てを
「知らなかった。」
と言う人の発想で負担に見合った効果が庶民の隅々に行き渡るのだろうか。
パンは食えるがカネは食えないのだ。