財政再建の秘密

家計と企業、政府の支出が増えるか減るか、大違いだ。
誰かの支出は必ず誰かの収入になる。
収入が増えれば雇用が増え、生活が維持され　年金医療介護が維持され出生率が上り、犯罪が減って納税額が上り国と通貨の信用が保たれる。
支出が減れば収入が減り、雇用が減り生活が立ち行かず　年金医療介護が崩壊し、出生率が下がり犯罪が増え　納税額が減って国と通貨が信用を失い、国家の危機が現実となってしまう。

黒字国であるということは常に３者の支出の合計より収入が多く、借金より貯蓄が上回ってこれを賄う事ができる。
赤字国であれば収入より支出が多く、貯蓄より借金が多いためこれを海外から賄う事になる。
日本は政府の借金が増えても国民の貯蓄が上回り、もし政府が支出を減らせば国民の収入が減って国家の危機が現実となってしまう。

赤字国と黒字国とでは　財政危機の意味は全く違う。
世界一の黒字国では経済政策は積極的に進めるべきだ。
それが為政者の役割　責任であり未来や人類への貢献だ。