母の日を前に Ⅳ | 黒猫♂の独り言

黒猫♂の独り言

道楽人の小言でしょうか…

■緊急連絡

 土曜の朝。黒猫♂はいつもの医者通いなんです。えっ!どこか患ってるの? 

 はぁ~ 歯医者ですが何か。(笑)

 診察中は出れません。止まない無音バイブ呼に、いやぁ~な予感が…

 着信履歴は、弟・登録外1・登録外2・弟。やっぱり、オカンに何かかぁ。



■至急呼び出し

 先ずは弟へ架電。⇒「母緊急入院要す。今日は勤務中にて動けず。兄即応されたし。」

 登録外1へ架電。 ⇒「医療ヘルパーの○○です。今○○救急病院に来ています。」

               「ご家族の同意書にサインが必要です。お越し下さいますか?」

 

 登録外2へ架電。 ⇒「○○救急病棟の医師○○です。どれくらいで到着されますか?」

               「あっ、今からこいち時間もあれば伺えますが…」

               「処置に間に合いません。通信同意でよろしいですね。」

               「あっ、はい。」

               「食道側管に異物が突き刺さったまま、裂傷が見受けられます。」      

               「今から内視鏡手術にて摘出いたします。」

               「しかし、心臓直近のため食道側部破裂の場合、執刀手術が必要です。」

               「その場合、生命の危険に及ぶ可能性があります。承認して頂けますか。」

               「あっ、はい。よろしくお願いいたします。取り急ぎお伺いいたします…」

              

               「では、救急受付からお越し下さい。処置に移ります。」



■救急病棟

  降りしきる雨。クルマを走らせ天王寺まで。

  遥か小学校時代に毎日前を通った救急指定病院に到着。

  (1979年1月28日・三菱銀行猟銃強盗殺人事件の犯人・梅川昭美が運ばれました。)

  (1985年1月26日・某四代目組長射殺事件の組長さんもココに運ばれました。)

  地元に住んだ黒猫♂にとって、特に大事件のイメージが強い病棟だったんです。

  廊下で待つこと1時間少々。

  

  

■術後説明

 まずはナースさんより状況説明の後、救急医師がお二人。若っ~ 

 テレビドラマじゃないけれど、超多忙な医療現場最前線ですもんね。

 でも、至ってテキパキされてます。もちろん意思疎通のための説明も。


 異物=薬の錠剤をパッケージごと誤飲した模様。

     1cm四方のPVC(カプセルのプラ包装)がブスッと食道に刺さってたわけです。

 症状=そのPVCの角がカミソリの刃の如く食道側部を縦に切り込んで、体が排出させようと

      ポリープを出現させた様子。

 経過=異物摘出しクリップにて患部留め。但し心臓直近につきゼッタイ安静と経過観察が要

      とのこと。

      でもまぁ~ ひと安心ってこと。


 内視鏡術前術後の画像をはじめ、全身CTスキャン画像ってシロモノも見ましたが…

 まぁ~鮮明カラーのデジタル時代なんですなぁ。オカン見るよりモニターみたいな。(笑)



■疑心と怒り

 半ボケ老人化しているし… 誤飲も致し方なしかも?

 しかし、救急医師の話から間違いなく言えること。

 それは、先の大病院入院中の誤飲だった。それは、退院日の朝。

 変調に気づいて、再診察では異常なしの所見… これって、誤診じゃないの!?

 争うべきか否か。未だ結論が出ない黒猫♂ではありますが、

 そんなことより大事なことがあるようです。

 


■関係者様に感謝

 日ごろお世話になっていて、今回もアクションして下さった天王寺区の医療ヘルパー様。

 並びに関係介護センター様。

 最初に異常を発見し、いち早く救急病院への手配を配慮していただいた某クリニック様。

 このたびは本当にありがとうございました。

 幸い大事には至らず、病棟内ではありますが無事今年も母の日の迎えることが出来そうです。

 深く深く感謝いたしております。



 

 さぁ~ オカンの顔でも見に行くかぁー^^