徐さんの中国通信

リアルタイムの中国株情報「徐さんの中国株」は
「京華創業」のHP——
http://www.keika-corp.co.jpに移転しました。
3月までHP更新の翌日、このブログにもアップします。
4月から以降、経済や社会、文化など
最新の中国情報を「徐さんの中国通信」としてスタートします。

NEW !
テーマ:

中国株にはA株、B株、
そして香港を含めたH株があります。
開設当初、A株は国内投資家、
B株は海外投資家向けだったのですが、今では、
条件付きでお互い投資できるようになりました。

そのA株、B株、H株市場に同時上場の会社が
全上場会社の中でもただの1社だけがあります。
製紙の晨鳴紙業(1812)です。

 

2008年10月の「投資考察団」に参加された方なら
記憶にあると思いますが、山東省の寿光市にあり、
当時市内に唯一の五つ星と紹介された端から端まで
数百メートルもあるマンモスホテルがあって
考察団全員そのホテルに泊まったのです。
同社がオーナーのホテルです。

 

その晨鳴紙業は今月17日の董事会(役員会)で、
2016年12月31日までの本決算を議決し、
香港証券取引所の公式サイトで結果を発表しました。

それによると、2016年12月までの売上高は
前年同期比13.17%増の229億700万元、
純利益は前年の10億2100万元から
102.11%増の20億6400万元まで倍増し、
一株当たり利益(EPS)は0.99元、
現金配当として普通株一株当たり0.6元、
優先株は0.308元を実施すると言う内容でした。

 

同社株式も景気後退と共に長期低迷しましたが、
国有企業改革、とりわけ供給者側改革が打ち出されてから、
業績が復活し、2014年の純利益は5億500万元、
2015年は10億2000万元、そして
2016年は20億6400万元と3年連続倍増し、
株価も2014年初めの2HKD台から4倍以上上昇しています。


同社はもともと地方政府が大株主の国有企業でしたが、
混合制(国有、民間持ち合い)改革のお蔭で、
2015年10月、国有の持ち株が45.21%に後退し、
同社役員と中堅社員が持ち株のホールディングス傘下会社
2社が54.79%まで保有するようになり、
経営のモチベーションが大きく変わったことで、
業績が一変したのです。

 

時としても、供給者側改革が行われ、
生産過剰業種が減産閉鎖に追い込まれる中、
構造転換を敢行したことも同社には渡りに船でした。

 

さらに、マクロ経済の好転も追い風となり、
輸出入が増加に転じたことで、
製造業の回復が需要増に繋がり、
それが純利益の倍増と言う結果に繋がったのです。

 

同社民営化に伴い、株価対策もしっかりと講じられ、
2015年1月から2016年1月にかけて
市場でH株を発行済み株数の5%超まで
買戻しを実施しました。
同社買戻しの平均株価は5.32HKDで、
本日の株価で換算すると、
すでに50%以上利益を出したことになります。

 

こうして株価対策で資金に余力を出した企業は、
買戻しの株式をストックオプションに
使われたり、消却に回されたりして
更に成長に繋がることも期待されます。

 

このように気が付けば
増収増益になった企業はほかにも複数あります。
同じ業界の「玖龍紙業」(2689)もその内の一社です。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事  もっと見る >>

テーマ:

中国株にはA株、B株、
そして香港を含めたH株があります。
開設当初、A株は国内投資家、
B株は海外投資家向けだったのですが、今では、
条件付きでお互い投資できるようになりました。 

そのA株、B株、H株市場に同時上場の会社が
全上場会社の中でもただの1社だけがあります。
製紙の晨鳴紙業(1812)です。

<続きはこちらへ>

 

徐さんの中国株

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
香港ハンセン株価指数は、16日、
17ヶ月ぶりの高値24,107ポイントで取引を終えました。
出来高は2日連続1000億香港ドル台を突破し、
大相場を予感させられる大商いとなりました。
これまでの勉強会で、香港市場参考指標の一つに、
出来高が1000億香港ドルを超えるかどうかだと指摘しました。
平時は600~700億香港ドルの出来高は
2015年の大相場の際、3000億に迫る勢いを見せ、
証券取引所や証券会社の株も大いに上昇しました。

外部環境の改善と内陸経済のリセッション懸念が後退し、
買いを誘ったのではないかと思われますが、
最大の要因は内陸からの資金流入だと考えられます。
 
年初のブログに「2017年は投資の年」だと触れていますが、
ハンセン指数は年初から8%以上、
ハンセン国有企業指数は約13%上昇しています。
物色のセクターは不動産や建設、保険、
銀行などを見てみると内陸の資金に好まれるものばかりで、
資金の出どころも大よそ推測できます。
 
この流れは今後も続くかどうかは
当社の関心事でもあります。これを把握するためにも、
先日香港で2社を訪ねてきましたが、さらに3月には、
今度上海と杭州(余姚や宜興)近辺で
企業を訪問することにしています。
 
先日邦銀傘下企業が中国市場をリサーチするため、
訪問先を紹介してほしいという依頼を受け、
証券会社経由で紹介しました。
訪問先では、丁寧懇切に対応してくれたほか、
何よりプロ中のプロで、リサーチしたいことは
ほぼ一ヶ所で情報のすべてを入手できて大変満足し、
さっそくお礼の返信をもらいました。
 
久しぶりの中国訪問もあって次のように所感を綴っています。
「中国経済減速、というけれど、ミクロのレベルでは、
生活水準は来る度にどんどん良くなっているように思う。
パッと回っただけでも、①ペットを飼っている人が増えた。
②お洒落なカフェーが増えた、しかも混んでいる。
③男性がお洒落になっている。
④結構英語が通じるようになった。
⑤本当に貧乏そうな人を街中でほとんど見かけなかった」として
「何事も現地に行って見て聞くのが一番だと感じた」と。
 
本人は帰国してレポートを纏めるでしょうから、
私の方からは、さらに「マイホームとマイカーも揃え、
且つ貯蓄率は世界一」を付け加えた方がいいと
アドバイスしました。
 
中国商務省は16日、1月の外資利用
(海外からの直接投資)状況を明らかにしました。
春節という季節的要因もあって1月の外資利用は
昨年比9.2%減だったのですが、中国への直接投資では、
EU28ヶ国は前年比27.8%、日本は24.2%、
香港は21.1%と昨年同月比それぞれ
増えていることが明らかにされました。
一般紙の報道に惑われず、企業がどのように
動いているのか数字を見てみることが大事です。

また前出邦銀傘下企業の担当のように
机上でレポートを纏めるのではなく、
実地で考察することもまた何より大事だと考えます。
現に香港で訪ねた企業は大手と組んで
ニューエナジーカーに参入すると宣言されましたが、
今回、自社製造ではなく、
出資に留めるとお話を伺ったので、同社以前の報告から
軌道修正したことが分かったのです。
 
3月、一緒に企業訪問したい方はどうぞ声をおかけください。
普段のツアーでは回らない小さな都市も見て回る予定です。
 
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
 香港を数十回訪問していますが、
セントラルの更にど真ん中にある
「長江中心」に入ったのは今回が初めてです。
会社訪問を打診し、アポイントの住所を見ますと、
2 queens Road Centralとなっているので、
香港一の財閥グループ、長江実業の象徴的存在の
「長江中心」だとすぐにわかりました。
70階建ての最上階に、同グループの統帥、
李嘉誠氏が現在も毎日出社していると言うので、
テロ防止の関係もあるのでしょうから、
全員パトポートの提示を求められ、ID登録を
済ましてから入館が認められたのが昨日14日でした。

世界最高の地価で、賃料も1,2位を争う
香港の一等地にオフィスを構えられるのは
どれだけ利益を出している会社だろうかと、
好奇心のまま指定された階に向かったら、
「あれ、看板が見当たらないじゃないか」と
不安に思いながらも受付フロントに確認したら、
「こちらへどうぞ」と
ミーティングルームに案内されました。
まもなく到着した訪問予定の
「IGG」の投資家関係マネージャーのPeggy Maに
そのことを確認したら、プレゼンテーションや
決算発表などには利用していますが、
コスト削減のため、普段はオフィスを
特に構えていないと教えてくれました。
「なかなか堅実な経営をされているな」と
参加者一同も合点しました。

遡って14年前の2003年、香港に端を発し、
世界を震撼させた
SARS(重症急性呼吸器症候群)騒動で、
香港経済がガタ落ちになり、香港経済の生命線の一つ、
観光業に助け舟を差し上げようと、
内陸の観光客向けに「自由行」(わがまま旅行)を
解禁しました。それから10年以上、
毎年千万単位の観光客が香港に押し寄せ、
不動産業はじめホテルや飲食、小売りなど
関連業界は観光客のお蔭で大いに潤いましたが、
700万人の島に、その数倍の人口が押し寄せると、
サービスが追い付かず、地元市民の反発が起こり、
それが2014年の「雨傘革命」に繋がった
要因の一つだったのです。

宝飾品の「周大福」やドラッグストアの
「SASA」などは2014年まで増収増益を続けましたが、
2015年以降、減益を余儀なくされました。

今回も企業訪問の合間に、「SASA」にも入りましたが、
2014年以前の活気が見受けられず、
観光客による「爆買いブーム」が終焉したかと、
一同は感じました。
日本製が大半だった過去と比べると、
韓国製が随分と増えている印象も受けました。

香港政庁の発表によると、
2016年の訪港客数は前年比4.5%減少したものの、
依然5000万人(5665万人)台をキープし、
観光産業は海運、金融などと共に
香港経済の大黒柱の一つであることに
変わりのないことを裏付けています。

「自由行」で人の往来の架け橋が作られて
香港経済も長年潤いを受けてきたのですが、
お金の往来の架け橋も作られ、
その橋を通るお金が増えていることが
明らかになっています。

その橋とは、「上海・香港」
「深セン・香港」「直通車」のことです。

統計によると、今月8日まで、直通車経由
上海市場には1678億香港ドル、香港市場には
4183億香港ドルの資金が流入していることが分かりました。
時価総額数十兆香港ドルの市場に4100億程度では
タカが知れていると思われるかもしれませんが、
2003年の「自由行」の人の往来も
数万人からスタートしたもので、それが50倍、
100倍、1000倍までは10年を要しなかったのです。

内陸からの資金はどのセクターに流入しているか、
中国株投資家として追跡する必要があると考えます。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。