最近は、夢枕獏さんの小説「陰陽師」などの影響により
一般大衆への認知度も高まり、
和風ファンタジーの題材として一般化してきている。
陰陽師(おんみょうじ)ですが、
陰陽師というのは、奈良・平安時代以降から
存在したれっきとした職業です。
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元は朝廷の官職の1つであり、国家公務員の
一種ではないか!?と思うのです。
専門は方位学と天文学による占術であり、
その延長として退魔行を成すこともあったようです。
安倍晴明
などが特に有名ですよね。
時代が下って現代になると、日本の伝統的な呪術の
専門家とされることが多いのです。
現在でも、私立の占術師として活動する
陰陽師は少数ながら存在するそうです。
2014年12月22日 日ノ本は、
19年に一度しか訪れない「朔旦冬至(さくたんとうじ)」という、
とっても“おめでたい”特別な日を迎えます。
古代には、冬至を1年の始まりとしていた。
近世語で「唐の正月」というと冬至を意味するのは、
中国で冬至を元旦としたからであるからです。
その名残で、現在でも冬至は暦の基準となっているのです。
中国や日本で採用されていた太陰太陽暦では、冬至を含む月を11月と定義しているが、
19年に1度、冬至の日が11月1日となることがあり、
これを朔旦冬至(さくたんとうじ)というそうです。
持統天皇は、この19年7ヶ月に一度の
“蘇りの象徴”とされる「朔旦冬至」に、国家の弥栄を願い、
盛大な祝宴を催したと言われています。
また、古代中国の思想では、天子は国という
地上の支配者であるばかりでなく、
天の 星々まで支配する存在と考えられていました。
天まで支配する天帝の子で天子というわけです。
天の星々の動きは時間によって決まっています。
つまり天子は、地上の支配者でもあり、
時間の支配者だから、
時の流れを表す「暦」を作り、それを人々に
授ける権能のある者と考えられていました。
こうした考えからすると、
朔旦冬至の年に天子が現れるということは、
その天子が星々の動き、時間の流れまで、
支配している天子である証と考えられますので、
おめでたいと云われていたのでしょう。
その「天子」の命を受け、実務的に「暦」を作成し、
儀式を執り行ってきたのが、
陰陽師という職に就いていた方達なのです。
古代においては、収入が安定した国家公務員の
一種だったのですが、
現在においては、細々と受け継いでいる家の方にも、
そんな金にも、ならない事は継がん!!親父が死んだら、
家ごと燃やすという人もいるそうで、心が痛みます。
そこの家系はお孫さんが、陰陽師の血に目覚め継いでいく
決意をされたようです。他人事ながらホッ・・・(^∇^)
しかし、また最近は映画やTVでも、陰陽師が復活してきて
なんとなく嬉しいですよね。
「陰陽師」も、超能力者とか、エスパーというと一気に
味気ない言葉となってしまうのですが、
古代、日本人は自然と共に生き、
山や海、太陽に神を見て生きていた頃、
人々は、ごく自然にそういう力を、持っていたのでは
ないでしょうか!?
陰陽師は、自然に通じる力が特に強く、
儀式を取り仕切る技量を持つ存在として
尊敬されていたのだと思います。
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奇しくも、2年前には、
「マヤの長期暦は、
2012年の冬至付近(12月21日~ 23日)で
終わるとされ、その日を終末論と絡めた形で
ホピ族の預言も成就する。」
滅亡説が騒がれていましたが、
ある意味その予言は成就され、
今年から蘇りの周期に入ったと考えれば、
なんだかわくわくしてきますよね♪
わたしもたまたま、ブログネタを探していて見つけた
朔旦冬至(さくたんとうじ)ですが、
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多くの人が知り、認識するのは、意味があることだと思います。
明日、12月22日は“蘇りの象徴”とされる
「朔旦冬至」です。
厳かな気持ちで迎えましょう!!(^o^)
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