自分なりに。
今日は自分の誕生日っす。
しかし、あんまりめでたくない誕生日は初めてです。
先日、親友が亡くなりました。
37歳早すぎる死です…
10月上旬、末期の胃癌、余命1ヶ月と聞かされました。
僕はその彼に助けられた事があり、彼に恩返しをしなければ成らなかった。
僕が20代の頃、心身共に疲れ果てどうにも自分がどうにもコントロール出来なかった時期がありました。
今の自分からは想像も出来ないけどね…。
そんな時に支えてくれた親友の一人であり、今こうして何事も無かったように過ごしてるのも彼のお陰
この恩はいつか返さねば、お礼をしなければとずっと思っていました。
そんな彼は自由奔放で何事にもへこたれない鉄の心臓を持つ男
破天荒な人生で数々の武勇伝を残した何故か憎めない奴であった。
最近は地元の連中も音信不通で自分も御見舞いで約2年ぶりの再開となった。
さすがに身体は痩せ細りとても成人の男とは思えない身体つきで黄疸が出て顔色は悪い…。
しかし口だけはよく動いてたわ。笑
はじめて御見舞いに行く時からアイツのために出来る事は何か?
アイツは何をしてほしいのか?
こればかりを考えていた。
結果的に何も思い浮かばず…
会いたくなったら会いに行くことにした。
そんなこと今まで好きな女の子にも思ったこともないのにさ…笑
結果的数え切れない位病院に行く事になったけど…
どんだけ思い出すねんっ!?
って感じですが…
「お前来過ぎだ、もう来なくて良いよ」
まで言われたけど…。
当たり前だが俺には癌を治す事は出来ない。
けど心のケアは少し位は出来ると思ったんだけどね。
まぁ役立たずな俺…
これは俺の勝手な気持ちだけどアイツが不安の中、孤独にさせるのは嫌だったし最悪の事態に陥ったときに看取ってやれたらな…
そんな事を思ってました。
しかし、あんだけ通ってると素人の自分でも日に日に弱っていく身体に気付いたものです…
顔色が悪くなったり
さらに痩せたり
起き上がれなくなったり
歩けなくなったり
いつも帰り道にもし次会えなかったらどうしよう…
などと思ってしまい涙ながらにバイクで帰ってました。
11月16日
とうとうそんな日が来ちゃいました。
彼は両親に看取られ静かに眠りに着いたそうです。
彼の訃報の連絡を受けた時は信じられず直ぐに会いに行きました。
熟睡してるだけにしか見えなかったけど
声掛けたら起きそうだったなぁ。
またいつか酒飲む約束したのにな…
結局恩返しも出来ず、あの日のお礼も言えず…。
アイツはまた武勇伝を残した。
死ぬという最悪の…
しかし弱音を何一つ吐かずに闘病生活を送った…
鉄の心臓を持つ男
俺もアイツのように強く生きなければな。
両親が言ってたけど
「亡くなる前に何かお別れの言葉や手紙でも残してくれるのかと思ったけど私達や友達達に何も無くて何か腹が立ったわ。」
なんて言ってたけど…笑
最後までアイツらしくて憎めないわ。
葬式と天気は関係無いけど何か日曜日は晴れてほしいなぁ。
アイツは雨男だって親父さんが言ってたけど…
やっぱり天気予報は雨らしいね…
アイツを見送る最後の仕事して涙を出し切ったら俺も元気出っかな??
取り敢えず今日の誕生日は大好きな焼き鳥とビールで粛々と祝ってテンション上げるべ。
俺は俺らしく生きるしかないな、多分人生折り返してるし…笑
しかし、この約1ヶ月で白髪増殖したわ…。
さて、日曜日まではしっぽりモード、来週からは元気出していこうかね。