手術(思い出し日記) | ららんのブログ

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8月22日(木)
前夜は床頭台のテレビ見てたら爆睡。テレビカードはもったいないけど、私には, テレビって超睡眠薬。いつもうちでもテレビ見てるとうとうと・・・だもんね。
下剤効果で一回夜起きたけど、またすぐ眠りに落ちた。

今朝はごはんもないし、8時まで水分補給のみ。
ここの病院はホットタオルが自由に使えるのがありがたい。アイスノンも。

午前中から点滴が入るそうなんで、8時前には手術用のガウンタイプのレンタルパジャマに着替えておく。
手術は11時半~の予定だけど、「多分もうちょっと遅れますよ」と昨日ドクターが言ってて、「ご家族は早くても11時でいいんじゃないかな」ってことだったから、夫もしばらく来ないし、うーん暇かも。デイルームに本があったので見繕ってきた。
9時過ぎに点滴につながれた。


夫と娘は11時に来てくれたけど、主治医の予想どおり、前の手術が遅れていて、昼になっても私の手術は「まだみたいですねぇ」って看護師さんは苦笑いになってしまう。

やっと連絡が来て、1時に手術室に入ることになった、というのが12時半頃だった気がする。


10分前に病棟を出て、みんなで!手術室に向かうんだって。


12時50分に、トイレを済ませ、家族とナースステーションの前に行くと、主治医と担当の看護師さんが待っててくれて、連れ立って、エレベーターに乗り、長い廊下を歩いて、それからまた関係者以外立入禁止のエレベーターに乗って、中央手術室の階?へ。

手術室が十数部屋並んでいるらしい。

受付まで麻酔科医が迎えに来てくれていて、名前の確認や、手術の種類?、麻酔の方法、手術中の体位やエコノミー症候群予防対策の有無なんかをいろいろ面前で確認してた。

ここで、私もキャップをかぶって、家族とお別れ。

麻酔科医に付き添われて、自分の手術室に向かった。

自動ドアが閉まるときって、なんだかドラマみたいなんだけど、いつまでも手を振ってくれる娘と夫の顔をドアが非情に遮ってしまって、まあキリがないんだけど、涙ぐんじゃいそうでした。


主治医は別ルートから、私が手術室に入った後、少ししてから入ってきた。


手術室では、もう一人の麻酔科医が自己紹介してくれたほか、手術室の看護師さんがいろいろ動いてくれた。

下着だけになって、手術台によじのぼるんだけど、台のマット?が温かくなってたり、すぐに掛け物をしてくれて恥ずかしくないようにしてくれたり、心遣いが嬉しかったな。

台の高さや、腕の位置なんかを調整して、いよいよ硬膜外麻酔。背骨を1つずつ確かめていく先生の指を感じてた。

仰向けになって、マスクを当てられて、1・2・3・4・5・・と数えていって、6は覚えているかどうかくらいだった気がする。


手術時間は50分だったそうだけど、(結局始まったのは何時かわからない)、私はまだ手術室にいる間に目が覚めて、時計が見えて2時50分だった。

もう病室に戻るパジャマなんかも着せられていたんじゃないかな、このとき。


先生に「見ますか?」って聞かれて、「はい」と返事して、摘出した卵巣を見せてもらったけど、このときは「うわっ大きい」という印象を持ったかなあ、くらいかな。後から考えて。


あとは、記憶はぽつぽつで、手術室の入口の所に病棟の看護師さんと家族が迎えに来てくれてた。

(このとき、夫と娘は、摘出した卵巣を見せてもらって、ざっと説明も受けていたそう。ついでに写真も撮らせてもらっていた。 ←前日にそういう打合せも主治医としていたもので)


病室に戻る途中はあんまり覚えてなくて

手術後も酸素マスクを6時間付けるそうで、夜の9時まで酸素マスクしてた。

ちょっとマスクがずれると、酸素を求める自分にびっくりしたりして、ああ、酸素をもらうと楽になるのね、という自分にまたびっくりしたり。


気管内挿管の後の のどのいがらっぽさは、術後1ー2時間したちら気にならなくなった。

全身麻酔の時間にして2時間弱の手術だから、割と早く違和感が消えたのかな?



病室に戻って、1時間ぐらいして、寝返りを打ちたくなって、おそるおそるやってみたら、急に吐き気に襲われて、これはちょっと苦しかった。

すぐ看護師さんに吐いていい用意をしてもらったけど、その後2時間ぐらいは姿勢を買えるのが怖かった気がする。


エコノミー症候群予防用の足のマッサージ器は両足に付けられていて、一晩じゅう稼働。


この夜は、ずうっと浅い眠りの淵を行ったり来たりしながら、過ぎていった感じ。眠れないことが苦しいわけじゃないけど、でも、爆睡できるわけでもなく、不思議な夜でした。

硬膜外麻酔のおかげで、痛みはほんとに感じることなかったんだけどね。



あと、左卵巣って言われてたのが、

結局開けてみたら、 なんと 右卵巣だった。 (おなかの真ん中に大きくどかんとあり過ぎて、左右よくわからなかったらしい)

子宮筋腫?と言われてたのは、腫れてた右卵巣に硬い部分があって、それが子宮と重なって筋腫のように見えてただけらしく、左卵巣と子宮はすごくきれいだったとのこと。


摘出した右卵巣は 約15センチの大きさ。 重さ1.1キロ。 硬い部分は横径5センチ。

卵巣の一部が破れていて、そこから液がにじんでいて、腹水がたまっていたとのこと。


出血は347ml。


主治医は夕方遅い時間に顔を出してくれて、ちょっと雑談。 翌日は違う病院に行くそうで、いないからということで、わざわざ寄ってくれたみたい。